ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

栗の渋皮煮

2010年12月08日 | 宗幸雑記

 味と出来映えはさておき、料理をすることが苦にならない。
 食材を買い揃え新しい料理を作るのも、今ある材料を工夫して作るのも好きだ。

 時間があれば、「さあ、チャレンジするからね」と、狭いキッチンでガチャガチャしだすものだから、ペトロ から、「どちらかと言えば、今は何もしないでいてくれた方が嬉しい」とか「素材の持ち味で食べたいなあ」とか、言われることもしばしば。

Recipe_2  そんな失礼な輩はほっといて、今回は F さん直伝の 《栗の渋皮煮》 に挑戦。

 きっかけは、茶の稽古の合間に彼女の渋皮煮を頂戴し、味も甘さも上品でとても美味しく、形もとても綺麗で感心したこと。
 渋皮煮を作ったことのある方はご存知だろうけど、栗の形を崩さずに拵えるのが案外に難しい。

 今まで、労多くして煮崩れしない完成品は僅か。
 そんなことを話す私に F さん、「簡単にできるのよ」と10個余り栗も分けて下さった。
 また、それまでの失敗談を傍で聞いておられた A さんが、自分の分と一緒に「煮てきてあげる」と引き受けて下さった。
 それが、F さんのものと同じように大変美味しく、仄かにブランデーまで香っていた。

 にわかに刺激され、F さんから、「この通りに作ればいいのよ」と頂いたレシピで挑戦したという次第。
 お二人のものほどこくがないのが残念だが、つぶれたのはひとつもない上々の出来映え? 嬉しくって稽古場に持参、「食べて、食べて」と半ば押し売りみたいに自慢した。

P1090650  それで、F さん譲りのレシピに思いついたことも少し加え、ブログに載せる厚顔振り、お笑いめさるな。
 左党のペトロもひと粒つまんで、「上品な甘さで、美味しい」と言ってくれた。

 ブランデーを加える時には、火を止めてから20~150ccほど、好みの分量を入れる。                                                                                                          保 存したい時は、煮沸消毒した容器に熱いままの栗を茹で汁ごと入れ、出来るだけ空気が入らないように蓋をするといい。
 来年の秋にまた作りたいし保存もしたいと、今から楽しみにしている。                                                                                                       

 写真は、ペトロが散歩の折に撮った冬薔薇(ふゆそうび)。春や秋のバラや、先のミニバラなどに比べて少し侘しくもあるような? そういえば昨日から、二十四節気のひとつ大雪(たいせつ)だそうだ。(

 冬ばらの豪華ならぬが好もしき (圭兒)

コメント
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