ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

なんて安直な!

2010年12月22日 | 日記

 日曜の天声人語氏、指折り数えるほどになった日々のことを「数え日」と言い、せわしさが一層募る、と書く。

 で、その忙しない年の暮れの墓参が今日の話。
 さほど不義理をしているとも思っていないが、さりとて、自慢できるほどお参りしている訳でもない。

 Photo_2いまさら言い訳もないが、カタリナ の両親、万博公園近くの公園墓地に眠っている。
 春秋の彼岸とお盆は、大型連休中の高速道並みの大渋滞。で、その時期はどうにも腰が引ける。

 一方、ペトロ の方と言えば、以前、<ふるさと>で書いたが、山深い丹波の北播磨との境辺りにあり、広域合併で市にこそなったものの過疎の地となって久しい。
 しかも、厄介なことに駅からは遠く、バスの便も一日五指に余るほどしかない。

 それで、お盆も過ぎた頃と年の瀬で世間様が何かと慌しくなる頃の年二回、ほぼ一日かけて両方のお墓に、自身のことや子供たちのことなど、有相無相取り混ぜ?報告がてらお参りをする。

 Photo余談だが、カトリック教会では、全ての死者の魂のために祈りを捧げる日が、毎年11月2日に行われる。
 その日は信徒だけでなく、遺族が教会に申し出た全ての物故者のためにも祈りが捧げらる。

 話は戻って、今年はクリスマスの前にお参りすることにした。
 墓参りのついでと言っちゃなんだが、帰途、家事や稽古に日頃励んでいるかみさんの骨休めに、「クリスマス・プレゼントに温泉・・・」とご機嫌を伺ってみた。

 「何処の温泉?」「これから探すんだけど」「行き当たりばったりは嫌だよ!」と、当たり前と言っちゃ当たり前の注文がついた。

 雪をくぐった蟹は美味しいと聞くので、それにでもと考えたが、遠いし寒いし考えただけで億劫になる。
 人気があるらしい「日帰り蟹ツアー」ご一行様の元気ハツラツ振り? いまさらなが らに感心する。

 Photo_3で、今夏、遠足がてら気散じに行った<有馬温泉>の大浴場で、ざ~っとひとっ風呂浴びて飯食って帰ることにした、・・・のだが、このこと、カタリナにはまだ知らせていない。
 多分、「なんて安直な!」と、思われるだろうから。

 ところで今日は “ 冬至 ”、南京と柚子風呂の日で、翌、天皇誕生日の祝日を挟んでいよいよ降誕祭、クリスマスである。

 その、クリスマスのご挨拶だが、昨年の<クリスマス・イブ>を左クリックして頂いて・・・、「えっ、なんと安直なって? ご尤も」。

 千両(写真上)、今年も高槻のNi さんから頂いたという。
 斑の入りがない変種らしいオ「ンシジューム」(写真中)や、これまた高槻のNa さんから頂いた「シンビジューム」(写真下)などと一緒に活けていたが、誰かが稽古で不在の折、それぞれ別に撮ってみたが如何だろうか?

コメント
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