goo blog サービス終了のお知らせ 

ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

三流が分相応? ‐ 10月がゆく

2017年10月31日 | 季節/暦

 海のこちらは視る気も起こらないがあちらはたまにBSで視る、そのプロ野球が佳境のよう。

 こちらは変な仕組みで、大差をつけられた3位チームが金満チームに挑み、あちらでは、かつてその3位チームに在籍した選手が、日本人投手に侮蔑的な仕草と言葉を吐いたという。

 そのあちらの選手、キューバ出身のマイノリティ、米国で被差別を散々体験したろうに差別をするとは怒りを越えて哀れ。

 それも是も米国第一を標榜するトランプが登場して輪をかけたよう、欧州まで巻き込んで移民や難民を排斥する傾向が著しい。

 そんなトランプに盲従する安倍某に、この国の政治・外交を白紙委任した国民、過日(10/26)の朝日紙の素粒子、“ 周囲のお友達を優遇する。後継者を育てず、異例の長期政権を狙う。なお続く1強体制。いえ、お隣の国の話で ” が笑うに笑えぬ。

 そのお隣の国、今もかも知れないが一時期、あらゆる物を真似して困るということがあった。
 中には笑っちまうような代物もあるが、特許権侵害のようなことも茶飯(さはん)だったようだ。

 偉そうなことは言えない、日本もかつて猿真似と欧米から侮蔑された過去がある。

 戦後、先輩諸氏はそんな欧米に追いつけ追い越せを旗印に、血の滲む努力を重ね今の経済・技術大国を作り上げた。

 そんな努力もあって、政治は三流だが経済は一流と評された時代があった。

 が、平成の御代になって、それもかなり怪しい。
 商工中金の不正融資、製品データーを誤魔化す鉄鋼、手抜き検査の自動車などの不祥事、節操もなくサラ金業に勤しむ銀行、資本に魂を売った連合と、枚挙に遑(いとま)もない。

 政治も経済も外交も三流、まあ、そうなれば国民も三流というのが分相応ってとこか?  僅かに学術・文化・スポーツで頑張っているのが救いかも知れない。

 とまれ、神無月・十月も晦日の<ハロウィン>、ゾンビにでも仮装して安倍某に取り付いてみますか?
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.1423

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋彼岸のお届け物?

2017年09月20日 | 季節/暦

   秋暑きことどことなくいつまでも (汀子) 

 ほんまやねえ、“ 暑さ寒さも彼岸まで ” とは誰が言った言葉か、そのお彼岸の入りである。

 困った時の goo 頼み、秋の香り満載?の 「一年前の記事」が届いた。
 暇を持て余している酔狂、日に何件か投稿している方にもこの恩恵がちゃんと届いているのだろうか? と要らざる心配を。
 そんなに 「心配だったら試せば?」の声が聞こえなくもないが、結果が分かるのが一年後となれば、そこまで生きちゃいないだろう、とつける薬もない。

 
秋の夜長に
 今、17日(土)夜の3時35分、正確には18日(日)の未明だ。 折しも降り出した雨の音を伴奏に、ラジオ深夜便の 「にっぽんの歌こころの歌」を聴いている。 今日の歌手はちあきな......
 

 投稿と言えば、このところ毎日の投稿、やけにガンバッテルじゃないか、消え入る前の蝋燭か?と自虐。
 遅読に加え遅筆の酔狂、「毎日なんて無理」と思う心は変わらないが、美術館便りみたくに調べることもないので無責任男丸出しで綴っているようなもの、多分、得意の三日坊主でお仕舞と思う。

 ところで、お届け物の箱を開けると、“ 台風16号が秋雨前線を刺激して、この連休は西日本を中心に大荒れ ” とある。
 号数こそ違え年中行事のよう、南から北、西から東と広範に被害をもたらす昨今の台風、被害に遭われた方に、心からお見舞いを申し上げたい、と思う。

  颱風の庭に出たがる子を叱る (汀子)

 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.1383 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

少し早いですが、秋の模様へ衣更え・・・

2017年09月02日 | 季節/暦

  我が待ちし秋は来たりぬしかれども 萩の花ぞもいまだ咲かずける  (作者不詳/万葉集十巻2123)

 このところ気持ちが晴れぬ日が続いて、月が替わるのを待ちわびていた。
 名もなき万葉人も、“ 待っていた秋はやって来ました。萩の花はまだ咲いていませんが・・・ ” と、秋を待ち望む気持ちを詠んでいる。

 技巧もなく情景をまま詠んだもののそれが返って素朴で、暑かった夏が漸くいって待ち焦がれた秋が来てくれたという、安堵感みたくなものが伝わってくる、そんな歌だと思う。

 その秋には少し早いのだが、季節の移ろいに応じて衣服などを改める衣更え、古くは平安の時代からあったようだ。

 今じゃクール・ビズ、ウォーム・ビズと情緒もなく機能一点張りのような気がしないでもない。

 それはともかく長月・九月、小編も気萎えの夏とおさらば、少し早いけど秋模様へ、時の流れの早さを嘆きつつ。

 長月に嘆く、となれば小倉百人一首にも選ばれているこの歌だろうか。

  今来むと言ひしばかりに長月の 有明の月を待ち出(い)でつるかな  (素性法師/古今和歌集)

 当時、男が女目線で詠むのが流行っていたとか、“ すぐに行くとの貴方の言葉を信じ長い夜を待っていたのに、夜明けに出る月を待っていたみたい・・・ ” 、お坊さんの身でありながら、すっぽかされた女性(ひと)の心情が分かるとは、えっ、お前さんは分かんないの? 分かりますよ、なんぼ朴念仁の酔狂やいうたかて。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.1370

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新学期? ‐ 9月がきた

2017年09月01日 | 季節/暦

 斑呆けの酔狂、毎夏のことを覚えている訳もないのですが、今年の夏は心身ともに堪えました。
 それも誕生日を過ぎた辺りから、燃料切れとでもいうのでしょうか、身から出た錆みたくなこともあって、特に、酷かったようです。

 そんなこともあって、この夏、独りでいるのがしんどくて、さりとて人様との交わりも億劫で、糾(あざな)える何とかのように日替わりで気持ちは揺れていました。

 レジオマリエの<夏休み>、少しでも長くしてと、いの一番に手を上げた僕(やつがれ)ですが、早く終わってくれないかと思っている自分に気付いて苦笑したことも。

 さて、長月・九月、今日からそのレジオマリエの新学期?が始まります。

 今日はマリア様に捧げる花の当番と<ロザリオの祈り>の先唱を担当する予定です。
 ちなみに、花は、教会や自宅の庭の花でも、花屋さんで買ってもいいことになっています。

 で、今日は新学期でもあり、SCの花屋さんで<聖カタリナ>の花、「薔薇」を買いました。

 この花屋さん、花卉市場から仕入れた薔薇をそのまま並べているらしく、安いのですが葉が一杯で棘が付いたままです。
 それを一本一本洗い整えマリア様に捧げる、それもまた気持ちを改めさせてくれるような気がします。 
 花もロザリオの準備もできました、では、行ってきます。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.1369

  ※ Ella Fitzgerald - September Song
    若かりし頃、9月になるとラジオからこの曲が流れたものでしたが、今はどうなんでしょう・・・。

    

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

暮れ難き夏の日 ‐ 8月がゆく

2017年08月31日 | 季節/暦

  暮れがたき夏の日ぐらしながむれば そのこととなくものぞ悲しき  (在原業平)

 夜明けは段々と遅くなるのになかなか暮れない、八月の暑く長い日、頬杖ついてぼんやりと物思いに沈んでいると、何とはなくもの悲しいなあ・・・と、似合わぬことを。

 リテラシー・読み書きの能力は乏しいが和歌は滅法上手い、仕事はからっきしだが美男子、そんな、むかし男ありけり、の昔男さんが主人公の 「伊勢物語」、その 「45段 ‐ ゆく蛍」にこんな話があるそうな。

 簡潔に、というかほどほどに端折り、しかも、超訳すれば、

 死の間際に好きな男がいたけれど告げられなかったと言い遺した娘が不憫で、その男のもとに行った親、男に、娘はあなたのことを慕って恋死したと告げる。

 会ったこともなければ話したこともない娘が恋死したと聞いた男、そこまで思い詰めていたのなら、せめて一言くれたらと嘆くのだった。

 夏の夜も更けて寝転がって肘枕、そんなことをつらつら思っていると、蛍がす~と高く舞った。
 時は水無月の晦日、その年前半の穢れを祓う夏越の祀り、死者があの世に旅立つ時期だ。

 お~い蛍よ、雲の上の雁に告げてくれ、こちらでは涼しい風が吹き始めたよと、そう独りごちた昔男、そっと歌を口ずさむのだった。

  ゆく蛍雲の上までいぬべくは 秋風吹くと雁に告げこせ  (在原業平)

 昔男さんには及ぶべくもないが、恋煩いをしてくれる女性 「どこぞにおらンやろか?」、なんて暮れ難き夏の日の白昼夢から我に返る酔狂だった。

 蛍ならぬ 「蛍袋」、閉じ込めると明かりがほんのり透けて・・・、昔男チックやねえ、えっ、やっぱしお前にゃ似合わん? そんなこんなの思いを残し、葉月・八月もゆく・・・。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.1368

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もの想う夏 ‐ 8月がきた

2017年08月01日 | 季節/暦

  ひぐらしは時と鳴けども片恋に 手弱女(たわやめ)我れは時わかず泣く (作者未詳/万葉集10-1982)

 東の空が白み始めるやいなや一斉に合唱を始める。
 蜩(ひぐらし)には少し早いようだが、凄まじいまでと形容しても誇張でない、そんな蝉の声で目が覚める。
 少々うるさくもあるけれど、一所懸命に生きているんだ、頑張れよ、とエールを送りたくもある。

 冒頭の歌、“ 時間を決めて鳴く蜩、だけど片想いの私はいつも泣いています ” と女心がいじらしい。

 ところでこの葉月・八月、どこか<もの悲しが>さがあって、と、無粋者に似合わぬことを思う、それも毎年のように。

 短くて三年、長ければ十七年も地中で暮らし、世間?に出てくれば十日余で生を終えてしまう蝉に、生きることの儚さ、生き尽すことの尊さを重ね合せる所為もあるのかも知れない。

 そんな折、朝日(7/28)に “ 16年の日本人の平均寿命、女性が87.14歳、男性が80.98歳と、何れも過去最高を更新 ” とあった。

 一方で、NHK(7/27)のニュースシブ五時、“ 去年の自殺者は2万2千人弱、年代別死亡原因でも交通事故やガンなどよりも多い ” と解説。

 またまた、それも是も丸っぽ政治の所為にするじゃないが、安倍政権と与党、敵前逃亡の野党党首、資本に揉み手で擦り寄る連合の労働貴族、愚かしき連中が腹立たしい。

 そんな今の世、大して生き永らえたいとも思わないが、生かされている間はそれこそ蝉のように・・・とも。
 暑さ呆けも手伝って、うだうだとそんなことを想う夏、“ 秋になったなら一緒に見ようね、となき妻が植えた撫子(なでしこ)が咲いている ”、秋は、もうそこまで・・・。

  秋さらば見つつ偲へと妹が植ゑし やどの石竹(なでしこ)咲きにけるかも (大伴家持/万葉集3-434)

 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.1353

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

誰に倣ったか、慇懃無礼に嘘をつく ‐ 7月がゆく

2017年07月30日 | 季節/暦

 豪雨災害に遭われた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。 

 今日は北海道、明日は九州、四国、中国、近畿から東北へ。
 かと思えば関東、東海と、半端ない雨を降らせた暴れ梅雨、何のことない列島あまねく局地的にということ。

 話しが飛ぶが、東京で開催されていた<ブリューゲル展>が関西へ巡回、多くの人で賑わってるとか。
 天にも届けと塔をおっ建て始めたのが、大洪水で唯一生き残ることを許された<ノアの末裔>であることは知られている。

 その旧約聖書の創世記に登場する神の怒りは凄まじく、ノアの箱舟でもバベルの塔でも、民が行いを改める様子がないと見るや徹底的に懲らしめる。
 ソドムとゴモラの町にいたっては、根こそぎ焼かれるなど容赦もない。

 今に戻り安倍政権、国民の負託をどう勘違いしたのか、親分から三下まで数に驕り、記憶なしが隠し味の傲慢に、横柄というスパイスをまぶした不味い料理を臆面もなく並べ、恬として愧じぬ振舞。

 列島が猛暑に燃え、雷雨禍になす術もなく立ち尽くしている折、世論に押されてか 「変わらなきゃ」と言葉だけ殊勝に並べたものの、上っ面だけと直ぐに見透かされ化けの皮が剥がれる。

 何でもかんでも政治、政権・与党の所為にするつもりはないが、世紀末のようなこの異常気象、まさか奴ばらが、なんて非文明なことを思ったリもする。

 慇懃無礼、巧言令色、箪笥の奥に仕舞い忘れてた言葉を、斑呆け酔狂に思い出させた文月・七月だった。

 炎天をものともせず咲く 「アスター」、花言葉は “ 変化 ” だって、そうだ、妖怪が本来の姿を変えて現れる時も変化と言うよねえ! 「それは “ へんげ ” でしょ」、えっ、そうなの?
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.1352

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏休み ‐ 7月がきた

2017年07月01日 | 季節/暦

 梅雨も明けぬうちに夏休みとはちと気が早い。
 が、この歳になって 「夏休みだ~ィ」なんてはしゃぐ日がこようとは思いもしなかった。

 最終週(6/30)のレジオマリエの集会、会長が 「夏休み、今年は1週間早くしたい」と嬉しい提案。
 入会三年の中堅、三年にして早や中堅とはこれ如何にだが。のふたりの爺さん、僕(やつがれ)とAさんが待ってましたとばかり賛成の手を上げる。

 信徒会などの要職を務めるAさんは多忙ゆえ、時間に余裕が欲しいのがその理由だが、不良老年の僕めは、休みであれば何でもいい、つまり同床異夢ってやつ。

 その<レジオマリエ>、上部機関に提出する年間活動報告のひとつに出席率がある。
 押しなべて80%近い中で、僕は堂々?の60%前後をウロウロ、平均値を押し下げる悪ガキである。

 話しがそれた、夏休みと言えば過日(6/20)の朝日、“ 子どもたちの夏休みを10日間に 静岡・吉田町の決断 ” の見出しが。

 記事には “ 背景には教員の長時間労働問題があり、授業日を増やして1日当たりの労働時間を減らすことが狙い ” とあり、“ 同町でも昨年度は小学校で月平均57.6時間、中学校で90.1時間に上る時間外勤務が ” とあった。

 夏休みや冬休みは、悪ガキじゃなかった子供たちの感性を育て伸ばす大事な時期、中学生ともなれば部活や自己学習に取り組む期間でもある。

 教員の数を増やせばいいのだろうが、そうもならないんだろうなあ。

 三日後(6/23)の同紙、“ かたえくぼ ” に   夏休み10日間 転校したい ―― 静岡・吉田町の子 (昭島・退屈爺)  が、載っていたが、笑いを超えてやゝ痛い。

 子供さんと爺さんの夏休みを一緒くたにするのも聊か気が引けるが、文月・七月の初めに、ちょっとそんなことを思った。
 梅雨時から夏休み前あたりまで咲くという 「夏菊」、この時期の菊、ちょっと変わった表情があって面白い。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.1336

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おぼしきこと言はぬは ・・・ ‐ 6月がゆく

2017年06月30日 | 季節/暦

 このところ、呑気にちまちまと独居老人の日常を綴っていていいのか?なんてムズムズとしている。

 6月16日、強行採決という文字通り最後っ屁を噛まされて通常国会が終わった。
 悪辣と言ってもいい安倍内閣と与党、いみじくも過日(6/25)の朝日紙の “ 日曜に想う ” に頷かされた。

 編集氏曰く、“ 記録文書や証言に対する安倍政権の軽蔑的な姿勢は、天につばするほどに常軌を逸している ” と。

 そして、“ まず、ないという。あったとなれば出所不明の怪文書という。怪文書でないとなってもまともに調べない。あるいは廃棄されたという。それでも出てきたら内容が不正確で違う、という ” と続ける。

 ここまで虚仮にされては、さしもの寛容な国民も各社世論調査でその態度を示し始めた。

 厚顔な首相でも気になるらしく、ここに来て “ 今治市だけに限定する必要は全くない。2校でも3校でも意欲ある所には認めていく ” と講演会で語ったとか。
 しかし、獣医学部の空白地域に1校限りで認める条件を決めたのは他ならぬ安倍政権、そういうの、語るに落ちるって言うんじゃなかったっけ?

 同日の同紙、選者の西木空人さんが “ 平成落首考17年前半 ” を掲載、その中に やってから機嫌とるのがいつもの手 が、言い得て妙だと感心。

 ところで兼好さん、徒然なるままに、“ おぼしきこと言はぬは腹膨(ふく)るるわざなれば ” と言っている。

 で、漸く梅雨らしくなった水無月・六月の括りに、ムズムズと蠢く腹の虫がどうにも治まらず、少しは萎(しぼ)むんじゃないか・・・と、思って小編を綴ったものの返って膨れちまった。

 某飲料メーカーが開発したらしき 「サンパラソル」、元を明かせば 「マンデビラ」だそう。
 花言葉は、蔓が互いに絡みあいながら伸びることから “ 固い絆 ” なんだって、えっ、それって官邸に屯する怪文書のおっさんらのこと? それだったら黒い花びらになるんじゃない!
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.1335

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

知らえぬ恋は苦しきものそ ‐ 6月がきた

2017年06月01日 | 季節/暦

 水無月・六月、初夏とは思えないほど暑い日が続いているが、夜になって降り始めた雨に、ほっと一息ついている方も多いのでは・・・。

 水無月とは、諸説あるようだが、そのひとつ<水の月>を指すらしいことは知られているようだ。
 と、すれば、梅雨入りを間近に、いかにもこの月に相応しい呼び方ではあるが、お勤めのお父さんに限らず、よろず黴臭く聊か憂鬱になる時季でもある。

 今日(6/1)は衣更え、多分、色呆け爺になっていないとは思うが、ノースリーブや丈の短めのスカートの若い女性の素肌が眩しい時季でもある。

 恋多き女(ひと)<坂上郎女>(さかのうえのいらつめ)さん、

  夏の野の繁みに咲ける姫百合の
         知らえぬ恋は苦しきものそ 
(万葉集巻八-1500)

 夏の野に生い茂る草にまぎれひそやかに咲く姫百合みたいに、想う人に知ってもらえない私の恋、切なくて苦しい、と、朱に染まる百合に女心を託して詠っている。。

 あやかって、灰に埋(い)けた炭火が知れず熾ってるような、秘めやかにも燃える恋をしたいなあ、と、まあ思わないでもない ・・・、えっ、鏡と相談したのかって? だよねえ、ある訳ないか!

 ところで、ここで色呆け爺が持ち出すのも不謹慎だが、百合の花となれば聖マリア。
 マリア様のアトリビュート・表徴、白百合の花を手にした大天使ガブリエルの<お告げ>を、無垢な心で静かに受け容れた聖母マリア、清楚なこの花が似合う。

 今度の日曜(6/4)はミサに与り、邪(よこしま)な想いを悔い改めるとしますか。

 絵は 「柴田是真の植物図」(光村推古書院刊)から拝借、「早百合」 「鹿子百合」、そして 「姫百合」。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.1321

 * 柴田是真(しばたぜしん/1807-1891)江戸末期から明治中期に活躍した漆工家、絵師・日本画家。  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする