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東・南シナ海で自制要求 安倍首相、5日に習氏と会談 (時事通信)

2016年09月05日 | 東アジアニュース
東・南シナ海で自制要求=安倍首相、5日に習氏と会談
時事通信 2016/09/05-00:17)

【杭州時事】

安倍晋三首相は4日、20カ国・地域(G20)首脳会議出席のため中国・杭州を訪れた。5日午後に習近平国家主席との日中首脳会談に臨み、東・南シナ海への進出を活発化させている中国に自制を求める。沖縄県・尖閣諸島周辺で公船の領海侵入が先月相次いだことから、首相は再発防止を要求するとともに、偶発的衝突を回避する「海空連絡メカニズム」の構築に向け年内の正式合意を目指す。
 
両首脳の会談は、昨年4月にジャカルタで行われて以来。日中防衛当局間のホットライン設置など海空連絡メカニズムについて、日本側は事務レベルの協議を加速させ、早期の運用開始につなげたい考えだ。また、中国が東シナ海の日中中間線付近で進めるガス田開発をめぐっても、停滞している共同開発交渉の進展を狙う

中国が軍事拠点化を進める南シナ海問題では、首相は中国の権利主張を退けた先の仲裁裁判所の判決を順守するよう習主席に促す意向だ。これに関し首相は4日、羽田空港で記者団に「法の支配、航行の自由の尊重は、地域の平和と発展のために重要だ」と強調した。
 首脳会談では北朝鮮の核・ミサイル開発への対応も議題となる見通し。首相は、北朝鮮制裁を含む国連安保理決議の完全な履行について中国側の協力を求める考えだ。

首相はまた、韓国の朴槿恵大統領と、東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議の開催地ラオスで会談する。首相は中韓両首脳との会談について「隣国であるが故にさまざまな課題がある。未来に向けて関係を発展させていきたい」と記者団に語った。



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