桃から生まれたpink太郎

日々感じていることを、少しずつ書いていきたいです。

我が家に花婿がやってきた♪

2009年03月26日 | cello
私の目の前にいる、3人のお婿さん。
「生年月日も国籍も教えないから、Pinkが自分の気に入ったお婿さんを選んでごらん。」その人はそういった。

matchmaker(仲人)は、4人。
お婿さんと、matchmakerの組み合わせは、3×4=12通りある。

失礼ながら、一人ひとり、音色を確かめる。
大きさもほぼ同じ。
でも、製造の時代や生まれた場所、それに弓の性質が加わり、
12通りの組み合わせで、12色の音色ができる。

このcelloには、この弓だと音が遠くまで届くんだなあ・・・
へえ~~このcelloにこの弓だと、なんて華やかな音になるんだろう・・・
わ!すばらしい!!このcelloはきっと古いんだな。音が渋い・・・

一通り弾かせてもらって、私は2人のお婿さんを選んだ。

そこで、再び、4本の弓でまた音色を確かめる。
この弓だと、この子は明るい音を出すのに、こっちだと音が広がるんだね。
あなたには、この弓が一番相性がいいみたいね。

何度も何度も繰り返しながら、celloと会話させてもらった。
ここでも8通りの組み合わせどおり、虹色より1色多い音色があった。

更に、私は弓を二本に絞った。
Bachの無伴奏を弾いてみたり、たっぷりしたエレジーを弾いてみたり。

初めての出会いから、ざっと2時間。
お婿さんと、仲を取り持ってくれる、matchmakerを決めた。

私のお婿さんのcello。その名前はKenny。そして弓の名前に祖母の名前をつけた。

100年の時を超え、Kennyは私の手元にやってきた。
いろんなお嫁さんやお婿さん(playerの性別によって、勝手に女性化男性化するw)と、そのときそのとき素敵な音をつむいだに違いない。


今まで以上に、精進していい音を届けるって約束したよ。
グランマの思いをもらって、美しい音を出すようにするからね。

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