桃から生まれたpink太郎

日々感じていることを、少しずつ書いていきたいです。

言葉は生きている

2007年08月08日 | keep smiling
昨日私はブログの中で、「Come on」について説明をしました。
私が戸田奈津子風に訳するなら「どんだけ~~♪」と書きましたが、その点について補足したいと思いました。

例えば、coolという言葉があります。
この言葉を辞書でひけば、筆頭は「涼しい、冷える、冷たい」ではないかと思います。(確かめてみてくださいね)
でも、私たち若者の多くは、この言葉を「かっこいい!すごい!」という意味にも使います。
たとえば、campusに見慣れない素敵な男子学生がいたとします。
すると「He is cool,right?」(彼かっこいいねえ♪)と使います。
ところが、ここ数年、coolよりhotを多く使う若者が増えてきました。
hotはcoolとほぼ対極にある言葉ですよね。
それが同じような意味を持つ。
ちょっと前なら、hotがかっこいいなんて意味を持つとは考えられなかったことかもしれません。

日本語の流行語もこれと同じ傾向をもつかもしれません。
昨日私が使った「どんだけ~~♪」なんていう言葉は、もともとは「どれだけ?」と程度や量をたずねる関西弁からきてるのですよね?
誰がいい始めたのか、うっそ~~!のような意味を持つ言葉に変化した。
でももしかすると来年になるとなくなってしまい、いつか死語と呼ばれるようになるかもしれません。

そう考えると、言葉は生ものです。生きてるんだなと思います。自在に形を変え、意味を変え・・・

ですから、流行語のような言葉をスパイスと考えたらどうでしょう。
知っていて使えると、その場の会話は楽しくなる。
でも、基本じゃない。
なくてもいいけど、あったらちょっとおしゃれになる。
それが、どんだけ~~♪であり、hotなのだと思うのです。