桃から生まれたpink太郎

日々感じていることを、少しずつ書いていきたいです。

弦楽コンクール

2006年08月18日 | cello
いつだって私は応援団です。
誰かが演奏会を開くといえば、うまく行きますようにって祈り、
誰かが体調が悪いっていえば、良くなりますようにって祈る。
近くの人でも、遠くの人でもそれは同じ。

今週末、弦楽のコンクールがあります。
いつも私がおこちゃまがたの調弦したり、先生のレッスンの前に、ちょっとしたアドバイスをしてレッスンをやりやすくしたり、そういうお手伝いをしているのですが、この夏とても力をつけたTくんがコンクールにentryしています。


私は彼の伴奏をします。
以前私も弾いたフォーレ作曲 「エレジー」です。
11才の彼には、この曲は結構難しいと思うのです。
テクニック的にはもちろんですが、mentalな部分で心情が演奏になかなか反映されない。
小学生の子どもに悲哀をだせって言うほうが無理だと思うのですが。。
「今まで叱られたこと思い出して」
「悲しい体験したことあるよね?」
などなど、いろんな言葉でアドバイスするのですが、楽しくあっさり弾いてしまします。

「じゃあさ、Pinkはね悲しみとか辛いこといっぱい持っているんだけど、その
悲しみをTの演奏で癒してよ。
Pinkを元気付けなくていい、笑わせたりしなくてもいい、ただPinkの悲しみに
共感して。
そうだったのか。。。Pinkはこんなに辛かったのか。。。って感じて」

「ええ!!Pink辛いの?悲しいの?なんで?辛そうに見えない!!
 誰がいじめた?」

「(いじめたのはTだよ、といいたい気持ちをおさえつつ)大人だからね、悲し
くてもそれはみせないよ。Tの演奏でいっぱい泣いて、心がきれいになった
らいいなあ。」

それから2ヶ月。頑張りましたよ。
まだまだあっさり、からっと弾いていますが、ま、それもいいかと。

色気はそのうち、年齢とともに出てくることでしょう。



ピアノ伴奏・・・・これが結構難しいです。

曲:エレジー

Cello演奏:T(11歳)

piano伴奏:Pink(CAでお酒の飲める年)