上流側から見た霊台橋
中央部が盛り上がった綺麗な曲線を描いている
石組を二段にして壁石を補強している
アーチは綺麗な半円形をしている
アーチの頂部は意外と薄い
現在も歩いて渡ることが出来る
壁石上部の欄干付近からの眺望
新しい橋の袂にある路標
下流側にある趣きのある家
霊台橋のすぐ上流にある「 緑川ダム 」
所在地 / 熊本県美里町豊富・清水
架橋 / 弘化4年 ( 1847年 )
石工 / 宇助ら総数27人
長さ / 89.86m
幅 / 5.45m 高さ / 16.03m
■ / 国指定重要文化財 ( 九州遺産 )
霊台橋は、別名「 船津橋 」とも言われている。
現在は国道218号通り、霊台橋の代わりに新しい橋が架けられたが、
昔はこの付近は緑川流域の中でも難所中の難所であった。
「船津峡 」 と呼ばれる険しい峡谷は、雨が降ると対岸に渡るにも
船も役に立たないほどだったといわれている。
霊台橋は単一アーチの石橋としては日本最大の大きさを誇るもので、
架橋には惣庄屋・篠原善兵衛のもと、峠原の大工棟梁の伴七、宇助ら種山石工と
住民たちの総力を結集して架けられた。
昭和40年代までは大型トラックやバスが通る橋として活躍していたが、
現在は橋を保存するため、すぐ横に新しい橋が設置され、観光用として保護されている。
霊台橋へのアクセス
霊台橋へは、松橋インターより国道218号線を矢部方面に向って約40分ほどで到着する。
駐車場あり、10台可能。