フランスに揺られながら DANS LE HAMAC DE FRANCE

フランス的なものから呼び覚まされることを観察するブログ

J'OBSERVE DONC JE SUIS

3月の記事

2007-03-31 23:52:50 | Weblog
2007-03-31 伊勢にて À ISÉ
2007-03-30 三重にて À MIÉ
2007-03-29 「谷間のゆり」 あるいは "LE LYS DANS LA VALLÉE" OU ...
2007-03-28 三軒のリブレリーで DANS TROIS LIBRAIRIES
2007-03-27 映画三題、そしてフランス語 TROIS FILMS ET LE FRANÇAIS
2007-03-26 リュシー・オブラック LUCIE AUBRAC EST MORTE
2007-03-25 イヴ・アヤ YVES HAYAT "STATUTS DE FEMMES"
2007-03-24 思いがけない哲学講義 SUIVRE UN COURS PHILOSOPHIQUE
2007-03-23 マレー地区散策 LA PROMENADE DANS LE QUATIER DU MARAIS
2007-03-22 エルネスト・ルナンの生涯 ERNEST RENAN (III)
2007-03-21 エルネスト・ルナンの生涯 ERNEST RENAN (II)
2007-03-20 エルネスト・ルナンの生涯 ERNEST RENAN
2007-03-19 国立図書館フランソワ・ミッテランにて À LA BNF FRANÇOIS MITTERRAND
2007-03-18 フランソワ・バイルとテレビ LA TÉLÉ ET FRANÇOIS BAYROU
2007-03-17 フランス人であるとは COMMENT PEUT-ON ÊTRE FRANÇAIS ? (II)
2007-03-16 フランス人であるとは COMMENT PEUT-ON ÊTRE FRANÇAIS ?
2007-03-15 パリの朝に詠める
2007-03-14 モンマルトル散策 SE PROMENER À MONTMARTRE
2007-03-13 他人の人生 LA VIE DES AUTRES
2007-03-12 春の日、ある書店にて
2007-03-11 花粉を逃れて
2007-03-10 人の世は
2007-03-09 春の宵 UNE SOIRÉE DU PRINTEMPS
2007-03-08 ヴォーヴナルグ・ヴォルテール往復書簡 VAUVENARGUE-VALTAIRE LETTRES
2007-03-07 伊東ゆかり 「小指の思い出」  "LE SOUVENIR DE PETIT DOIGT"
2007-03-06 雪舟再び SESSHÛ REVISITÉ
2007-03-05 ベルナール・ド・モンフェラン日記 JOURNAL DE MONTFERRAND
2007-03-04 林住期 LE TROISIÈME ÉTAPE DE LA VIE SELON BOUDDHISME
2007-03-03 LA DIFFÉRENCE ENTRE UN ROMAN ET UNE NOUVELLE
2007-03-02 ポール・ファイヤアーベント PAUL FEYERABEND
2007-03-01 定年へのアドバイス COMMENT VIVRE PENDANT LA RETRAITE

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

伊勢にて A ISE

2007-03-31 22:08:00 | 

会議終了後、久々の解放感と余り感じたことのない平穏な気持ちを味わいながら、伊勢に向かう。早速、お伊勢参りの準備をする。まず、小坡美術館へ。猿田彦神社の宮司の娘であった伊藤小坡の作品がほんの少し展示されている。静かな館内には私一人であった。それから猿田彦神社境内を歩いた後、おはらい町・おかげ横丁を散策。江戸時代の伊勢街道の様子を再現した 「おかげ座」 では、もう終わりですから江戸から来られたのであれば是非見て帰って下さいと言われ、料金も取らずに名調子の説明をしてくれる。帰りにホテル近くの料理屋で食事をする。東京では日本料理屋でもジャズを流しているところがある中、そのお店では日本の童謡 (日本歌曲) の管弦楽演奏を流していることに気付く。例えば、

「朧月夜」
  菜の花畠に 入日薄れ 見わたす山の端 霞ふかし
  春風そよふく 空を見れば 夕月かかりて にほひ淡し

「七つの子」
  烏なぜ啼くの 烏は山に 可愛い七つの 子があるからよ
  可愛 可愛と 烏は啼くの 可愛 可愛と 啼くんだよ
  山の古巣に 行つて見て御覧 丸い眼をした いい子だよ

「かなりや」
  唄を忘れた 金糸雀(かなりや)は 後の山に 棄てましょか
  いえ いえ それはなりませぬ

「鯉のぼり」
  甍の波と雲の波 重なる波の中空を 
  橘かおる朝風に 高く泳ぐや 鯉のぼり

「背くらべ」
  柱のきずは おととしの 五月五日の 背くらべ 
  粽たべたべ 兄さんが 計ってくれた 背のたけ
  きのうくらべりゃ 何のこと やっと羽織の 紐のたけ 

「この道」
  この道はいつか来た道 ああ そうだよ あかしやの花が咲いてる
  あの丘はいつか見た丘 ああ そうだよ ほら 白い時計台だよ

「叱られて」
  しかられて しかられて あのこはまちまで おつかいに
  このこはぼうやを ねんねしな ゆうべさみしい むらはずれ
  こんときつねが なきゃせぬか

他5-6曲。現世の流れが急な東京では余り受け入れられそうにないが、これらの曲を聴きながらの食事もなかなか味のあるものであった。どこか原点に戻ったようにも感じていた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする