🤧🎎◯○ Shunsho // "春章一幅値千金"

2018-03-15 17:45:35 | ♪ One Short Talk

2018-03-15 17:45:35

 

2017-01-26 17:00:

 

 

 

 

    《役者似顔絵などを弟子に譲り、専ら肉筆美人画に専念、その代表が≪雪月花図≫で重文に指定されている》

《勝川春章》には勝川春好、勝川春英をはじめ、勝川春潮、勝川春林、勝川春童、

そして後に葛飾北斎と改名する勝川春朗など数多くの弟子達が居た

その中でも一世を風靡したのが、写実的でブロマイド的な(小型の)役者似顔絵

しかし ”春章” 自身は天明後期には勝川派を代表する座を弟子の春好、と春英に譲り

肉筆画に専念してゆくのである、その細密な美人画は当時から賞賛されていて

安永4年(1775)六月序の洒落本【後編風俗通】に 春章一幅値千金 と。讃えられた

これは中国宋の時代を代表する【蘇軾】の名詩≪春夜≫の起句を捩ったもの

春宵一刻値千金

花に清香有り月に陰有り

歌管楼台声寂々

鞦韆院落夜沈沈

と言う七言絶句である、この起句の部分を捩ったもの

春章の肉筆美人画の一幅の軸の素晴らしさを讃えたもの

中々粋な事をするもんですな~・・・優雅な良い時代ですね

 



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