パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

夜明けのすべて

2024年02月16日 | 本・マンガ・テレビ・映画
2月16日(金)曇り


娘が大絶賛していたので観に行ってみた。
「夜明けのすべて」
1日でもないのに、水曜日でもないのに、レディースデーでもないのに、夫とのシニア割もないのに・・・
来週水曜日に行く事も考えたのだが、ワタクシの週間スケジュールの流れとして水曜日はチラシ配りと決めている。
チラシ配りを終えた午後でもいいのではとも思ったが、いや絶対疲れ果てて「行かな〜い」になるのは見えている。
ここは思い立ったが吉日だ。
少し遠いが、街中を避けた映画館へ向かう。
ショッピングモールの中をふらふらしてから映画館へ。
1900円という高額に少しめまいを覚え、さらには60歳ならシニア割で1300円。
600円もお安く観られるのね、7月以降は。
嬉しいような、でも今日はまだ1900円も払わねばならない、水曜日まで待てば1300円だったよねえとか、ケチなワタクシの胸を刺す。
そんな心境のまま、次は席を選ぶという難題。
ワタクシ、まぢでこれが苦手。
基本、一番前で観たいタイプ。
でも、大きなシアターでは首が痛くなって観づらいという反省点を踏まえ、今はもう少し考えるようにしている。
平日で、田舎のシアターで、なおかつそれほど話題作ではないから下手すりゃワタクシだけじゃないかしら、なんて思ってたのは大間違いで、ぽつんぽつんと席が埋まっている。
シネコンの小さな部屋だから、ベストは3列目の真ん中あたりだ。
しかし、3列目の、真ん中を少し避けて一人づつ埋まっている。
この二人の間に入る図太さは持ち合わせていない。
かと言って人の頭を見ながらはイヤだ、なんせワタクシはチビなのだ。
いっそ一番後ろはどうだ?もう埋まっている・・・いるよね、後ろマニア。
D列E列共に一人ずつ埋まっている。
この人たち、わざとずらして席を選んだのに、後からのワタクシが、ごめんなさいねごめんなさいねと言いながら膝をずらしてもらって入るのも忍びない。
なにもここじゃなくていいだろ、こんなにガラガラなのに!と、ワタクシなら思う。
散々悩んでF列の真ん中あたりをチョイス。

本編始まる前の、予告で「52ヘルツのクジラたち」が流れ、泣きそうになる。
こんな辛そうな話なの?
ちょうど図書館から予約本入ったという連絡もらってて、映画見た後、この本を借りに図書館に行く予定だ。
感情が大きく波立ち泡立つのを抑える。

「夜明けのすべて」は、瀬尾まいこさん原作で、ワタクシ、読んだ、多分。
いや、もう最近、自分の記憶力に自信が無くて驚く。
娘から西加奈子さんの「サラバ」読んだ?と聞かれたときも、読んだと答えた。
だが、うっすらモチーフは覚えているが、娘が大絶賛するほどの記憶がない。
記憶力が衰えたのかはたまた感動する心を失っているのか。
この反省点を踏まえて、映画を見ようと思ったというのもある。
映像は、文字よりも記憶に残りやすいから。
そして、見終わって、よかったなあこの映画、と思うも、原作のモチーフ(PMS(月経前症候群)だったりパニック障害だったり)はうっすら覚えていたものの、肝心の内容は全く覚えていない自分にがっかり。
本を読む資格ないで!自分。と罵りたい。
帰宅後「夜明けのすべて」を図書館に再発注かけました。
娘が、即、語り合いたいというのも阻止する。原作振り返るからしばし待て!と。

全然映画の感想にならない。
まあ、公開したばっかでネタバレするといけないし、ただ「良い映画ですよ」とお知らせしておきます。
ワタクシ、数日前に鼻息荒く「句点」について述べました。
メンタル弱い若者の一部に対し、不適切な発言をしたことも認めて謝罪します。
今に始まった事ではないが、ワタクシには少し優しさが足りない。
だから優しい人を見るとものすごく反省する。
この映画には優しい人が多く登場する。
障害、特に精神面だったり、外から見えないものだったりすると、周りの人間はうろたえる。
PMSのせいで荒ぶる藤沢さん(上白石萌音ちゃん)を、優しくがっちり受け止めて支えてなだめる同僚(久保田磨希さん)にワタクシはなれなかった。
いつも、優しくありたいと思って生きてきたにもかかわらず、振り返ると優しくない自分を思い出しては臍を噬む。
プラネタリウム、見に行きたくなる。
宇宙とかの広大さが苦手だが、それゆえ救われる事象もある。
人智を超えたものに畏怖を抱き興味を覚え色々な事を考えるのが人間だから。

来月は水曜日に「52ヘルツのクジラたち」を見に行こう。
それまでに、しっかり原作を読み込まねば!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

上島珈琲店

2024年02月15日 | 当選品&モニター&おタメし
2月15日(木)雨のち晴れ

モラタメさんでタメします。
上島珈琲店レギュラーコーヒーアソート(粉)三袋が、1080円でタメせます、お得っ!
って、nさん前にもタメしてなかった?と思ったあなたはnフリーク・・・
もういいですね、しつこいですね、つか、気に入ると繰り返すのがワタクシのサガ。
ちょっとした手土産に持っていくのにもちょうどいいので、あっという間になくなっちゃったのよ前回。
三種類あるうち、今回はアトランダムに三つチョイスして送ってくるとの事だったので、もしや同じ物が三つ来るというパターンもあるのかもなあと思ってたけど、
ワタクシには、三種類別々のものが届きました。
デカフェが三つ届いたらちょっとなあと危ぶんでたのでホッと一安心。
アルコールもカフェインも少量ずつ摂取したいタイプゆえ。
でも、昨夜、寝る寸前にミルクカフェオレ飲んだら、寝つきは良かったけど二時に目が覚めて、それから三時間眠れず・・・
これはお昼寝に適した飲み方だったわねえ。
これからは、寝る前に飲みたくなったらデカフェにしましょう。
カフェインに強いと思ってたんだけど、これも寄る年波って事でしょうか。
前回分のデカフェは、カフェインに弱い人にあげたので、これはお初。
ワタクシ、カフェインレスとかノンアルコールの存在をあまりありがたがった事がなく、カフェインの入っていないコーヒーって美味しいはずがないとか、
ノンアルコールを飲む時っていつ???
飲んではいけない時までアルコール味を欲する事もなければ、アルコールを摂取できない体質でもないゆえ必要性を感じていなかったわけです。
が、モラタメさんの「おタメし」でノンアルコールワインを水のように飲む快感を知り、デカフェも悪くないわねと思うようになった次第。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

句点

2024年02月14日 | Weblog
2月14日(水)曇り

バレンタインデーですね。
ま、そんなことはどうでもよい(・・・)
昨日、従姉で天才ユーチューバーのKemiちゃんが遊びにきましておしゃべりを楽しんだのですが、その中で驚いて、驚き過ぎて、Kemiちゃんが少々引くくらい熱弁をふるってもうた事がある。
最初は、松本氏だのサッカー選手だのの性加害問題だった。
テレビでは収まった感(いや、ワタクシがワイドショーを見ないからそう思ってるだけなのか?)あるが、YouTube界では、こっち派あっち派で繰り広げられておるらしい。
それを古館さんが語っていたという話から、Kemiちゃんが「句点の話になって、古館さんが俵万智さんの歌を引用しながら、句点を付けるのは決して圧をかけておるのではないのですと訴えてたよ」と言う。
つい先日、おばさん構文の話題からか、俵万智さんがXに
「句点を打つのも、おばさん構文と聞いて…この一首をそっと置いておきますね〜」と前置きしてから載せられた一首
    
   優しさにひとつ気がつく ✕でなく○で必ず終わる日本語

これがXで流れてきた時、感動のあまり、滅多にやらないリポスト(・・・慣れない)までしたくらいだ。
この、句点がおばさん構文という事までは、まあ許そう。
おばさんと言われようが知ったこっちゃない。言いたい奴には言わせとけ。
と言いつつ、おばさんと聞いて思い出すのはこの一首。

   おばさんは おばさんなれど おばさんに おばさんなんて いわれたくなし
 
随分前に朝日新聞の朝日歌壇「番外地」にあったもの。
いかん、話がそれ始めている・・・戻して戻して・・・

Kemiちゃんが言うには、いや、古館さんが言うには、
ラインとかで、この句点を付けられると「圧」を感じる若者がいるらしいのだ。
それで古館さんは俵さんの歌を引きながら「決して圧をかけてるわけではないのですよ〜」と訴えていたとかなんとか。
はあ〜〜〜っっっ!!!???
バカなの、句点に圧を感じるってどういうこと?そもそも小学校で習わなかったの?文章の最後には丸をつけるんですよって。
まあ、ラインとかの短い文章には句点は要らんと言われても、それはまあ許す。いや、ワタクシはどんな時でも句点打ちますけどね。
ラインにはあるまじき長文書きだし。
これで句点つけなかったら平安文学読む気分で難しくなるぜ。
古文のテストの時に「キーーーっ!なんで平安人は文章の最後に丸を付けないのだ!?読みづらいったらありゃしない。つか、そもそも一文が長過ぎっ!」と思いませんでしたか?
ワタクシは思いました。
だから、日本語には丸、英文にはピリオドと言うのが、現代人の大発明ですよ。いや、ピリオドの起源とか知らんけど。
若者に優しいKemiちゃんは少々たじろぎながらも「上司から丸付きのラインが送られてきて、圧を感じる部下がいるかもしれないと言うことだよ」
ちがーうっ!それはそもそもその上司と部下の関係性が悪いだけじゃ。
句点のせいにするなっ。
怒りのあまり、だんだん矛先は日本語が変わっていくことの嘆きに向かいはじめる。「ら抜き言葉」だの「早急」の読みだの・・・
で、三浦しおん著「舟を編む」や辞書編纂の飯間浩明さんの話を持ち出すも、ワタクシとKemiちゃんの興味趣味注目する分野の輪っかがほとんど重ならないので、このあたりで戦意喪失、ハッと我にかえる。
すまんすまん、熱くなり過ぎました。
余談ですが、今読んでる三浦しおんさんのエッセイに、この輪っかの重なりの事が出てて、ワタクシ初めてこの図を「ベン図」と呼ぶと知りました・・・
数学的な、いや、算数的な事に対するワタクシの興味の低さよ。

色々クネクネ話が飛んで恐縮ですが、ただ一言言いたい。
句点、あの小さな丸一つに圧を感じるようなら、それは少々弱すぎる。
圧を感じたら、それに反抗するような何かイヤミな事でもぶちかましてやれ。
平安時代の変体仮名のフォントでも作って、上司に手書きメッセージ送りつけてやれ、どうせ読めないんだから悪口並べてやれ。
君が感じているのは圧でも何でもなくて、ただその上司のことを嫌いなだけなんだよ。
と思う、昭和三十九年生まれ辰年、今年めでたく還暦を迎える女がバレンタインデーの夜に思うことでした。平和で何より。

今日の一枚は、我が家の天使イチちゃんのアンモニャイト。
今日は、ベン図とアンモニャイトを覚えて帰ってね。役に立ったねえ〜
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春の味

2024年02月10日 | 衣・食・住
2月10日(土)晴れ

つい二年ほど前は、ツワとフキの区別もつかないで、ヨモギもいちいち葉裏ひっくり返して確認していたワタクシ。
そんな都会人だったワタクシが・・・

先日、老母がお友達からもらったというフキノトウの天ぷらをおすそ分けしてもらい食す。
うちにもあるのでは???と庭のフキの辺りを探す。
あった!
ちょうどのサイズ。
ん?そういえば、うちの下のけもの道のような細道にもフキがあったよね。
行ってみる。
ここは、傾斜も急だし暗いので秘密の道だ。
はっ!そこへの入り口の所のフキが群生しているとこに、フキノトウを取った跡が!!!
キーーーっ!やられた。
だれ?ここは我が家の入り口と言っても過言ではない場所(いや、過言だ)
その横に、小さなフキノトウ発見し、これはもう少し待った方がいいかもしれんから、枯葉で隠しておこう。
今年のツワの葉を取ったりしていたが、不安にかられ、小さいけどいいや、取っておこう。
ツワの葉は、今の時期だけ葉の天ぷらがいただけるのだ。
東京の高級料亭で供されるらしと聞いて以来うやうやしくいただいている。
でも、もう少しフキノトウが欲しいなあ、と我が家の周りをもう一周する。
うちって無駄に広いんざーますのよ、お〜っほっほ。
枯葉をのけてみたり目を凝らしてみたりして、五つほど探し出す。
そして揚げてみた。

美味いっ!春の味。ほろ苦くて優しい。
母からもらったものは冷えていたし、衣が分厚かった気がする。
ワタクシ、声を大にして言いたい。
素人は、天ぷら粉を使え。
ワタクシ、一時期、天ぷら粉を自作することにハマり、ビールだの冷水だの卵だの粉を数種類混ぜるだの、様々やってきた。
が、天ぷら粉に勝るもの無し!
そして、今日採ったものを今日揚げて、その場で食すと言う最高の食べ方をしてるからね。
ホント美味しかった。
もっと食べたい。
で、翌日、またフキの付近を探す。
なんとなくコツのようなものを掴んできた。
以前、叔父が「栗は拾ってから、二周目にまだあるものなのだよ」と言っていたが、フキもそうだ。

さらには、我が家の、放置している山林部分にもフキが生えている気がして、今朝、夫と足を踏み入れてみる。
小さいフキがたくさん。
う〜む。これはまだまだなのか?
夫はもう少ししたら出てくるんじゃない?と言うが、フキの葉が小さ過ぎる気がする。
まあ、経過を見ることにしよう。
いよいよ花粉症のシーズン到来で、外に出るのも危ぶまれるようになってくるが、この時期の楽しみが増えた。
フキよりツワ派だったが、今や、逆転して、何よりフキノトウだ。
少々雑に扱っていたフキにもう少し優しくしようと思っている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ノンアルでワインの休日(夏のロゼ辛口)

2024年02月08日 | 当選品&モニター&おタメし
2月8日(木)晴れ

かまいたち濱家氏とペアになってて、彼がワタクシのカバンに大きな重い石をごろごろ入れる。
「ゴラ〜っ!はまいえ〜っ!」って叫んだところで目が覚めて、ひーーっ6時45分。
慌てて起きる平和な朝でした。
生きてるって素晴らしい。

モラタメさんでタメします。
「ノンアルでワインの休日」24本が、1180円(税抜)でタメせます、お得っ!!!
って、あれ?nさん、この前もタメしてなかった?と思ったあなたはnフリーク。
しかし、惜しいっ。
前回は白でした。今回はロゼ。
と言うのも、前回のコメント欄でchanmiyaちゃんがロゼを申し込んだと聞き、あたしもあたしも!と申し込んだ次第。
言い訳すると、ワタクシよりも夫が気に入って、お風呂上がりのビールの代わりに一口くれと申しまして・・・
結局毎晩二人で仲良く一缶飲みますと、あっという間に無くなる。
よって今は、ロゼが食事の時に食卓に。
色も綺麗だし、それほど甘くないので食事の邪魔にもならない。
食事のメニューを選ばないので、我が家の和洋中ごちゃ混ぜな夕餉にも違和感ない。
ちなみに昨夜は、イワシの丸干し、ライスペーパーで作るお好み焼き、キャベツと水菜と生ハムのサラダ、ナンコツと牛蒡と大根を炊いたもの、老母からのおすそ分け天ぷら。
いやあ、和洋中の分類以前のメニューですなあ、和を名乗るほどでもないし・・・そうだ、これを家庭料理と呼ぼうではないか。
美味しく食べて、美味しく飲んで、楽しく生きましょう。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

久しぶりの生まれ変わり宣言

2024年02月07日 | からだのこと
2月7日(水)曇り

去年の暮れ辺りから思わしくない体調に憂いており、健康診断を受けてないからだと思い立っては血圧に翻弄され、
年明けすぐのギックリ腰以来、腰の不調も続く。
この腰痛は、もしや内臓からのものではないか・・・
昨年、いつも受ける集団がん検診が丁度台風襲来と重なり中止になった。
どこか他の会場でやっていないか探し出し、1月の中旬に肺癌、大腸癌、腹部超音波検査を受けた。
その結果が月曜日に届く。
嫌な予感がする。
異常ない時はハガキが届くのだが、ハガキが二枚と封書が一枚。
大腸と肺は異常なし。
しかし、封書を開封すると、腹部超音波検診結果として精密検査が必要とある。
*肝血管腫疑<肝臓内の良性の腫瘍の一種です。>
*肝のう胞<肝臓の一部に体液が溜まっている袋があります。>

ズーンと落ち込む。
世の中の言葉で一番嫌いな言葉と言っても過言ではないのが「腫瘍」
良性の腫瘍の一種です、とあるが、なぜに良性と言い切れる?
これは、ビビって精密検査を受けない人向けに優しく「良性だから大丈夫!精密検査を受けに来てね!という誘い水なのだ。
作戦なのだ。
そしてホイホイ出かけて行くと「細胞を取って診てみたら、残念ですが悪性でした」と言われるのよ。
でも、ここで落ち込んでいても何の解決にもならない。
だてに乳癌肺癌、二度も癌宣告うけてるわけじゃないわ。
翌日、精密検査を受けられる病院のリストの中から、知名度や通院の便利さ(もう入院する気満々である)からC病院をチョイス。
老母が検診で引っかかった時もここに連れて来た事があるから勝手知ったるである。
初診のつもりで受付すると「以前○○にお住まいでは?」と30年近く前に住んでいた市営住宅の住所を言われる。
あゝ以前働いていた会社の健康診断をこちらで受けておりました・・・
じゃあ再診という事で・・・
カルテって、一回作ったら破棄する事ってないの?
余談だが、市立図書館のカードを作ってもらおうとしたら、以前作られてますよねと言われ、再発行の赤字の付いたカードをもらった。
紛失扱いのようで不本意である。
一度こちらの市から転出してるんですけどねっ!そういう、住民票との連携は無いのですね。
そんな事を思い出したりしながら、待つ。待つ。待つ。
ええ、大丈夫です。待つ覚悟はできており、本を三冊を携えて参りましから。

以前老母を診ていただいたおじいちゃんドクター、言葉がはっきり聞き取れず、何度も聞き返した事を思い出す。
しかし、苦情が出たのか、今回は後ろに看護師さんがスタンバイして、通訳のようにいちいち伝えてくださる。
どうやらお耳も遠くなられたようで、ワタクシがお尋ねする事も看護師さんが大声でドクターにもう一度言うという流れ。
MRIにするかCTにするか。
最初はMRIという事で、後日予約を取って、、、という話になりかけたのだが、ワタクシが「癌に神経質になっておりまして・・・」と言ったのを聞き逃さなかった看護師さんがカルテを見直してドクターにワタクシの病歴を話す。
ドクター「それならCTで、首から下までずっと診た方がいいね」
血液検査して、腹部エコーを再度撮って、CT用の造影剤を入れる為の太い注射針を刺した状態で待つ。待つ。待つ。
この病院、7階建てで、今回は四階が主だったが、血液検査やらは三階。
エレベーターで移動するのが段々めんどくさくなり非常階段を使って移動する。
元気やん、ワタクシと思ったり、いやいや、癌ってやつは自覚症状皆無だったからねえ、乳癌も肺癌も、全く何の前触れも無くやってきたではないか。
今回肝臓癌とか膵臓癌と言われても、とにかく死ななければいいです、神様、なにとぞなにとぞ、と祈りながら、思い出すのは前夜の事だ。
病院で病歴を聞かれるたびに、えっと乳癌は娘が小学6年の時で、肺癌は娘が高校3年の時だから、今彼女は30だから、、、と娘を基準に生きているので、とっさに何年と言えない。
最近は「20年くらい前です」とアバウトに申請している。
ちゃんとしておこうと、昨夜ブログを遡って探し、年度をメモったのだが、乳癌の時も肺癌の時も、退院した辺りで生まれ変わって仏様のようになると宣言しておる・・・
夫に感謝し、娘の成長を見られる事を喜び、キラキラとした日々を送っている、おそらく数ヶ月は・・・
あゝ神様、ワタクシ、最近ちょっといけなかったですね、反省してます。仏どころか鬼に近かったですね。
そんな思いで検査を受ける。
看護師さんがぶっとい注射針刺した後、ツメが甘かったらしく血が滴り出しても文句も言いません。
慌てた看護師さん、手伝ってくれる別の看護師さんにしきりに謝りながらワタクシの腕の血を拭う。
いや、謝るべきはワタクシにではないのかと思わないでもないが、今また仏になると思っているワタクシは何も気づかないふりをする。
全ての検査が終わり、結果が出るまで1時間ほどかかるらしいので、遅い昼食に出かけ、ウロウロ迷った挙句、老舗デパートの名物焼きそばを食す。

いよいよ検査結果発表。
CTの画像を一緒に見ようとドクター。
あゝ通訳が不在だ。
さらにはワタクシ、この画像が苦手。
よくわからん。
さらにはドクターの言葉が呂律が回ってないので聞き取りづらいが、何となく「大丈夫だね、ここも綺麗だ」とポジティブワードが聞こえて安心する。
少しここ気になるなあ、と顎の下の画像を指差し、大丈夫だと思うけど、念のためもう一度エコー撮ろう。
腹部を撮ってくれた女子が今度は首から顎から丁寧に撮って「何も無いですよ」
ワタクシは大事を取るドクターが好きだ。
ありがとうドクター。老母の時は陰でボロクソ言ってごめんなさい。

全てが終わって会計に。
いや、これだけ検査したからもう少しお金を下ろした方がいいのでは?と焼きそば食べながら思ったのだが、1万もあれば足りるだろうと思ったのが敗因。
会計さんの「12690円です」に、変な声が出た。
気を取り直して「現金だけですよねえ」(Pay Payなら何とかなるのだが・・・)の願いも虚しく、
会計さん「現金かカードですねえ」
カード、カード、カード、財布をひっくり返す勢いで、滅多に使った事ない楽天カードを引っ張り出す。
これでお願いしますっっ

10時から4時半までみっちり病院滞在の1日を終え、しかし、何事もなかった、悪いものもなかった嬉しさでひと安心です、神様ありがとうございました。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天知る地知る己知る

2024年02月05日 | 本・マンガ・テレビ・映画
2月5日(月)雨のち曇り

雨の月曜日。
思いつくままに由無し事を語りたい。
新聞も取らず、最近はテレビも、ドラマとニュースくらいしか見なくなって、世間を騒がしている事象はネットニュースの見出し1行を読むくらいの、仙人のような日々を送っている。
そんなワタクシの耳にも届いてくるのが松本人志VS文春、サッカーの伊藤選手VS女性二人。
どれも浅く浅くネットニュースの1行分の情報しか知らないので、この件で我が夫に熱く戦いを挑む従姉Kemiちゃんと、売られた喧嘩を買った我が夫の論戦を静かに聞く。
この、性加害問題は、まあ真実は一つなんだろうけど、考え方受け止め方は千差万別。
そう、性というものに対する考えはどんな事より個人差があると思う。
Kemiちゃん調べによると、サッカー選手問題は明らかに男性はサッカー選手に肩入れするらしい。
だが、ワタクシは男女の差異によるとは思わない。
性加害は、一方的に男が悪いと考える人、ホテルに行った時点で女性は同意していると思われても仕方ないと考える人、なぜ拒否して帰らなかったのか、なぜすぐ訴えなかったのか等々細かい所で別れる判断が、他の問題よりも幅広くこと細かな気がする。
はっきり善悪、二つに分けられないというか。
だから交通事故とか金銭問題よりも厄介に思える。
現実的にも、いわゆる密室での事だし。
そんな中で、双方が証拠になるものを探し出し、捏造できそうならやっちゃって有利に運ぼうとするのだろう。

ワタクシは、こういう、人間の本質を問われるような時、思い出す女性がいる。
若い頃に派遣できていたTさん。
当時大人気だったウインクの鈴木早智子さんにそっくりな、小柄で可愛い人だったが、気は強かった。
お客さんとのやりとりで言った言わないのトラブルになった時、電話を叩き切って、そのあと裏紙に鉛筆でキーーーーっと黒くなるまで塗り潰すのを見て恐怖を覚えるほどだった。
とは言え小さな営業所だったので、こじんまりみんなで仲良く呑みに行ったり、社員旅行行ったり。
だから、派遣期間が終わっても、時々会ったりおつきあいは続いた。
彼女がお見合い結婚して東京に行くと聞き、結構な晩婚だったので、良かったねえと思っていたが、久しぶりにうちに遊びに来た。
里帰りかしらと思いきや・・・
成田離婚(これも今や死語か)くらいのチョースピード離婚して帰ってきてたと言う。
とにかく、その夫の事が嫌になったらしい(何が原因とかまでは聞けなかったが、とにかく一方的に拒否したのは彼女の方)
で、鹿児島に帰ってきた。
夫はびっくりである。
警察官の夫、上司やら呼んでの盛大なお式を挙げた手前もある。
慰謝料七百万の請求が彼女にくる。
彼女は、とある人に相談する。
そして、ここら辺りから、彼女が得意げと言うか、武勇伝っぽく語り出す。
この請負人の言う通りに、嘘をつき、「次の裁判では泣きなさい」と言われた時はさめざめとウソ泣き・・・
まるで女優よ〜的にカラカラと笑いながら勝ち誇ったように話すのを、ワタクシはだんだん気持ち悪く居心地悪く聞く。
結局裁判では、慰謝料請求は無しとなり、実質彼女側の勝利という事になる。
解せない。
いや、結婚した後で、違ったとか、許せない何かが発覚したとか、そりゃ色々あるだろう、ましてや見合い結婚だったら尚更。
でも、ここまでするのは人の道に外れてやしないか。
さらには、ちょうど同じ頃に、ワタクシはワタクシで、夫の不倫発覚やらですったもんだしてた時期ゆえ一層腹立たしさに打ち震え、彼女とのお付き合いの糸をバッサリと切った。
700万も払えないし。。。と、泣く泣くそういう事をしたなら、墓場まで持って行け!
それほど親しくもなかった元同僚のうちにわざわざ出かけてきてまでする話じゃないだろ。
「人として」という事を考えさせられる時、いつも彼女の事を思い出して苦虫潰した顔になる。
一見普通の、高学歴の、家柄もいいお嬢さんが、保身の為なら嘘でも演技でも相手を陥れもするんだなあと。

何が言いたいかと言いますに・・・
一方的に「女は弱いんだから」とか単に同性だから「女」の味方をする女もいるし、「肌を露出してるからよ」とかで女を責める女もいて女の敵は女だなあと思う時もある。
枕営業を手段として選ぶ女もいる。
嫌だったかもしれないが、それで成り上がった事を後悔しない人もいれば後悔する人もいて、そもそもそれができない人もいる。
性に奔放な人は、そもそもこの一連の問題が、これほど大きくなる事に首を傾げるかもしれない。
「セクハラ」だって人によってハラスメントにならないケースもある。
ま、松本氏やら有名人はこの落とし穴に落ちるのだろう「俺様なら許される」と。
いや、だから何が言いたいんだ?
当人達にしかわからないんだよという事です。
身も蓋もないけど、この「性」がらみは特に。
どちらか嘘をついてるかもしれないし、どちらも嘘をついてるところがあるかもしれないし、状況で気持ちが変わったところもあるかもしれない。
だからワイドショー的に、コメンテーターが何やら持論を述べるかもしれないが、そりゃ何の解決にもならないよと思うし、だから過程は気にせず、何年後になるかしらんが判決なり公的な発表を待てばいいだけだ(そして、裁判が長びけば長引くほど世間は忘れ去るものだ、もちろんワタクシも)

今日の一枚は・・・
先日長寿祈願の祈祷をしてもらった際にいただいた昆布と米と鰹節。
昆布入れて炊いたご飯で手巻き寿司にしようと思ったら、海苔がなくて驚いた。
しょうがないので、朝食用の6切りサイズの海苔にちょびっと酢飯を乗せて具を乗せてチマチマ食すという情けないスタイルに。
神様も苦笑いされてた事でしょう。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

楽しかった美味しかった

2024年02月03日 | おでかけ
2月3日(土)雨

我が従姉で、天才ユーチューバーのKemiちゃんから、小さな観光フェアイベントに誘われ、ひさしぶりに街へ出かける。
我等が両親の故郷からも出店。
甘酒を試飲。
美味しい。
お買い上げ〜
緑茶の試飲。

美味しい〜鹿児島のお茶はまぢで美味しいからもっと知られてほしい。
紅茶の試飲もして、焼き芋の試食もして・・・
あ!ワタクシの大好きな豚味噌が3つで五百円ですと!?いただくわ。


めったに土日には出かけない自由業な我ら。
早めにランチの場所決めないとね!並ぶの嫌いな血筋なの。
レストラン街をぐるぐる。
前から韓国料理のお店なんかあったっけ?
いかに久しぶりかがわかるような二人である。
小鉢が並んで、ヤンニョンチキンやらスンドゥブやらあると気持ちは一気に韓国料理。
しかし、そのメニューの下にある赤唐辛子の辛さマークが、辛いもの苦手のワタクシをビビらす。
もう一周してみましょう。
中華もいいねえ。でもこちらの餃子が以前食べてイマイチだった気がする。大き過ぎるのよ!
昼間っから居酒屋もオープンしておりまして、以前は娘と来て、早々にこちらで飲み始めたのを思い出す。
誰と一緒に来るかで、お店選びも変わって来るものよね。
夫とはラーメンか中華か麺類になるわねえ。
そんなこと思いながら、やけにキラキラしたショーケースに目を奪われる。
な、な、なんですかこの宝石のようなものは???
このお店、前は無かったよねっ。
その名はラ・ザ・ニ・ア
いや、知ってますよ、ラザニアくらい。昭和の人間でも。
でも、それほど食すタイミングって無くない?
ワタクシ御用達の節約レシピに、餃子の皮を使ってラザニアを作ろう!みたいなのは見かけるけど、いや、そこまでしてラザニア食べなくていいわというくらいの認識。
しかしっっこちらのショーケース、本当にキラキラしてて、特にワタクシが目を奪われたのが冒頭の写真「イクラとサーモンのクリームスープラザニア」
食べ物に目を奪われるという経験は久しぶり。
ワタクシの、あまりに熱い訴えに、Kemiちゃんたじろぎつつ、ここにしましょう。
彼女は、フツーに「イカと明太子のスパゲティ」にされてました。
いや、ラザニアって作る?普通に家庭で食べる?メンドくさそうだし、という私に何と彼女、茹でないラザニアの生地を知ってるとのたまう。
あとでカルディに行こうと。
そして、さすがの彼女、フツーにラザニアも作ってた...
そりゃそうだ。彼女のブランチにはフツーにトルティーヤだのキッシュだのフォーだの生春巻きだのオニオングラタンスープだのガレットだのポトフだのフムスだの登場してました。
ゼーゼー。
以上、我が家の食卓に一個も登場した事無いメニューの数々・・・
ま、しょうがないわよ、豚味噌買ってほくそ笑んでるような女ですからね。今頃おにぎらずに凝ったりしてる女ですからね。
それより何より久々に食べるラザニアですよラザニア。

見よ!この断面。これがいわゆる萌え断って事?初めて断面に萌えましたワタクシ。
そして、地下に潜ってカルディでコーヒーいただきながらKemiちゃんから教えてもらったラザニアの生地やら買い込むのであった。

近々我が家の食卓にキラキラしたラザニアが登場する事でしょう。乞うご期待!

ケーキでも買ってうちでお茶しようかとぐるぐるしていると・・・
またもやキラキラしたショーケースに目を奪われました。
なんだか懐かしい気持ちにもなります。
あの、デパ地下のお惣菜の女王プロデュースのお惣菜コーナーがある。キラキラキラキラ。
n「今夜はお弁当買って帰って、うちで食べない?」
Kemiちゃん「いいねえ!そうしよう」
キラキラしたお弁当を三つ買って、デザートにシュークリームも買って、雨が降り出したけど気にせず真知子巻きで駐車場まで歩く。
うちに着くと、昨今の社会情勢やらを熱く語りながら夫も交えて豪華弁当を食すのであった。
あゝ美味しいものを食べるとこんなに幸せになれるのかと、自分の食生活を振り返るいい1日になりました。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする