3月31日(日)曇り
執念で当てた「舟を編む」の試写会。
ブログ仲間のpさんと試写会場へ急ぐ。セーフ!
三浦しをんさん原作の「舟を編む」
原作を読まないで映画を見てしまうのは不本意であったが、人気本ゆえ図書館の予約が481人待ち。
三浦しをんさんと言えば、ワタクシの中では体育会系本としての最高傑作「風が強く吹いている」の作者。
あ、ちなみに理系本は小川洋子著「博士の愛した数式」
文系本は瀬尾まいこ著「図書館の神様」です。
あくまでワタクシの独断と偏見に満ちた意見ですが。
三浦しをんさんの本は、ほかは「星間商事株式会社社史編纂室」を読んだが、これもかなりおもしろかった。
っていうか、ワタクシ、みんなで何かを作り上げていくというストーリーがとても好きなんだと思う。
自分自身は協調性ゼロのくせに・・・
「舟を編む」を観て、いろんなシーンが心に残っている。
じわりとおもしろかったし、しんみりした。
でも、何よりも懐かしいと思ったのが、何かというと「こじんまりした飲み会」になっていたところ。
歓迎会だったり、送別会だったり、打ち上げだったり。
会社勤めの頃は、結構これがめんどくさく思えたりしたが、振り返ると、なつかしい。
小汚い居酒屋だったり、こじゃれたカフェバーだったり、バブルの頃は高級料亭って時もあった。
酔っぱらいおやぢたちの、何度も繰り返される話に辟易したり
調子に乗って飲み過ぎたり、
若い派遣の子と既婚社員が暗闇に消えていくのを呆然と見送ったり・・・
学生時代の飲み会や、ママたちとの飲み会とは少し違う。
一緒に何か同じものを作り上げている仲間たちとの飲み会は、ちょっと違ってちょっといい(・・・営業部長が泣いて喜ぶような意見)
キャスティング同好会の末席を汚している身としてはキャスティングについても触れておこう。
この映画には、特に「大好きっ!」な俳優さんはでていない。
そして、そういう映画には、あまり高評価を下さないのがワタクシの悪いところである。
しかし、この映画は、どの俳優さんもぴたっとハマっていた。
松田龍平氏は「まほろ駅前多田便利軒」の行天とは全く違う演技で、才能を感じさせる。
いや、ぢつのところワタクシは「松田優作氏」世代ど真ん中だが、あまり好きではなかった。
だから、彼の中に、時々この偉大なる父の片鱗が見え隠れすると少し苦々しい思いさえした。
が、役に恵まれているとはいえ、なかなかやるな、おぬし!という感じ。
宮あおい嬢も、世間で評判なほど、ワタクシは高評価はしていない。
篤姫の恨みをまだ持っているところもある(脚本家憎けりゃ主演女優まで憎い)
が!(が、が多いなあ)なかなか良かったっすよ、林香具矢役。
ベタベタな恋愛映画のイメージがないからかもね、彼女。
でも、ワタクシ、十分に自分の歳をわきまえておりますから、宮あおいや池脇千鶴、黒木華ちゃんになりたいなんて思いません。
ワタクシは、辞書編集部契約社員の佐々木さんこと伊佐山ひろ子さんになって、
ともに辞書作りをしたいと妄想しながらどっぷりとこの世界に浸っておりました。
いやぁ~まぢおもしろかったです。
言葉っておもしろい。
辞書っておもしろい。
その1になってるってことは、その2もあるのか?まだ話し足りないのか?・・・ってことで、たぶん、つづく・・・
執念で当てた「舟を編む」の試写会。
ブログ仲間のpさんと試写会場へ急ぐ。セーフ!
三浦しをんさん原作の「舟を編む」
原作を読まないで映画を見てしまうのは不本意であったが、人気本ゆえ図書館の予約が481人待ち。
三浦しをんさんと言えば、ワタクシの中では体育会系本としての最高傑作「風が強く吹いている」の作者。
あ、ちなみに理系本は小川洋子著「博士の愛した数式」
文系本は瀬尾まいこ著「図書館の神様」です。
あくまでワタクシの独断と偏見に満ちた意見ですが。
三浦しをんさんの本は、ほかは「星間商事株式会社社史編纂室」を読んだが、これもかなりおもしろかった。
っていうか、ワタクシ、みんなで何かを作り上げていくというストーリーがとても好きなんだと思う。
自分自身は協調性ゼロのくせに・・・
「舟を編む」を観て、いろんなシーンが心に残っている。
じわりとおもしろかったし、しんみりした。
でも、何よりも懐かしいと思ったのが、何かというと「こじんまりした飲み会」になっていたところ。
歓迎会だったり、送別会だったり、打ち上げだったり。
会社勤めの頃は、結構これがめんどくさく思えたりしたが、振り返ると、なつかしい。
小汚い居酒屋だったり、こじゃれたカフェバーだったり、バブルの頃は高級料亭って時もあった。
酔っぱらいおやぢたちの、何度も繰り返される話に辟易したり
調子に乗って飲み過ぎたり、
若い派遣の子と既婚社員が暗闇に消えていくのを呆然と見送ったり・・・
学生時代の飲み会や、ママたちとの飲み会とは少し違う。
一緒に何か同じものを作り上げている仲間たちとの飲み会は、ちょっと違ってちょっといい(・・・営業部長が泣いて喜ぶような意見)
キャスティング同好会の末席を汚している身としてはキャスティングについても触れておこう。
この映画には、特に「大好きっ!」な俳優さんはでていない。
そして、そういう映画には、あまり高評価を下さないのがワタクシの悪いところである。
しかし、この映画は、どの俳優さんもぴたっとハマっていた。
松田龍平氏は「まほろ駅前多田便利軒」の行天とは全く違う演技で、才能を感じさせる。
いや、ぢつのところワタクシは「松田優作氏」世代ど真ん中だが、あまり好きではなかった。
だから、彼の中に、時々この偉大なる父の片鱗が見え隠れすると少し苦々しい思いさえした。
が、役に恵まれているとはいえ、なかなかやるな、おぬし!という感じ。
宮あおい嬢も、世間で評判なほど、ワタクシは高評価はしていない。
篤姫の恨みをまだ持っているところもある(脚本家憎けりゃ主演女優まで憎い)
が!(が、が多いなあ)なかなか良かったっすよ、林香具矢役。
ベタベタな恋愛映画のイメージがないからかもね、彼女。
でも、ワタクシ、十分に自分の歳をわきまえておりますから、宮あおいや池脇千鶴、黒木華ちゃんになりたいなんて思いません。
ワタクシは、辞書編集部契約社員の佐々木さんこと伊佐山ひろ子さんになって、
ともに辞書作りをしたいと妄想しながらどっぷりとこの世界に浸っておりました。
いやぁ~まぢおもしろかったです。
言葉っておもしろい。
辞書っておもしろい。
その1になってるってことは、その2もあるのか?まだ話し足りないのか?・・・ってことで、たぶん、つづく・・・