パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

iPhone5ユーザーの独り言

2013年04月24日 | 夫ネタ
4月24日(水)雨

娘が一人暮らしを始めて一月過ぎた。
まだ慣れない。
もう2度ほど泊まりにいき、二度ほどうちに帰ってこさせた。
だって寂しいし心配だし毎日が楽しくないし一緒のテレビ見て笑えないし泣けないし憤れないし・・・
と、母はぐずぐずな毎日を過ごしている。
しかし、確実に娘は成長していっている。
目に見えるところでも、目に見えないところでも。
いかんなあ。母よ。
娘を育てているつもりが、いつの間にか逆転して彼女に頼り始めていたのかもしれない。
彼女と分かち合いたいが為に、彼女の好きなものを好きになり、
彼女の興味あるものに興味を持ち、彼女の行動までも把握したいと思っていた。
いかんなあ。
ここらで母も、もう少し自分というものをもった生活をしようと決意。
その決意の一つがゴールデンウィークの旅行。
基本、人嫌いのワタクシが、夫の友人達と旅行するなんて、今までのワタクシからは考えられないけど
何か変わるかもしれない。
ハード過ぎる彼らについていけず、ヘロヘロヨロヨロになって帰ってくる姿がうっすらと予想はできるが
後戻りはしない。
なんとかなるでしょう。
日曜日は、iPhoneを買いに銀座へ行く。
全くもって興味も関心もない分野である。
しかし、時代に乗り遅れるのをよしとするほど達観はしていないのだ。
パソコンでは娘とのスカイプがうまくいかないというのも一つのきっかけではあるが
とにかく少しは頭を使うようなことをしよう。
「娘がだめなら夫」というわけではないのだが、どっちのことにしても、夫寄りな感じは否めない。
しかし、こうして中年夫婦二人の生活が始まってしまったのだから、仲良く歩み寄って、楽しく暮らすようにしよう。

・・・そしてワタクシのiPhoneデビューである。
銀座のアップルは、いつもどおりの大混雑。
老若男女に白人黒人黄色人種入り乱れてる。
笑顔満載のおにいさんからご丁寧な説明を受けるが、あまり聞いていない妻。
『困ったときは夫に聞けばいいや』的思考により、早く解放してほしいなんて思っている。
帰宅して、夫がいろいろ説明してくれている時、
今週後半に遊ぶ予定のA夫人からメールが届く。
まだ扱いがおぼつかない妻に変わって夫が返信をうつ。
のぞくと「LINE開通しました」
何か嫌な感じぃ~~~
ま、いいでしょう、説明続けて!(教えてもらってるくせにエラそーな生徒)
もたもたしてる妻に夫が言う。
「タップして!」
は?何のことですか?
ここの、真ん中のへっこんだところを押せとおっしゃってるのですか?
なぜ「ここを押して」と言わないのですか。
妻、逆ギレ。
そもそもワタクシ、非日常な専門用語を使うのが苦手。
業界用語(テレビ業界、IT業界、美容業界その他もろもろ)を日常に持ち込むのがイヤ。
流行の言葉にすぐ飛びつくのもイヤ。
若者の言葉や文化を取り入れるのもイヤ。
そういうことをまくしたてる。
夫、少々あきれ顔で、「そういう頑なところは良くないよ。」
「頑な」とは不本意ですな。(火に油が注がれた・・・)
ワタクシは何も、若者の文化をバカにしたり、流行に背を向けたいわけではない。
ワタクシの今の理想は加藤剛だ(・・・どんどん話が分からない方へいってるのですが・・・)
映画「舟を編む」の中で彼が、言葉に関して少々頑な、松田龍平演じる馬締君に言うわけです。
「ら抜き言葉をどう思うかい?」
当然馬締君は「僕は使いません」と言う。
加藤剛氏も、同感だと言いつつ、でも、誤用として辞書には載せるべきだという。
さらに、彼は、マックに出掛けていき女子高生達の言葉を採集したりもする。
これがワタクシの理想だ!(・・・って、そんなこと言われてもねえ~)
と・に・か・く!
若ぶったり、通ぶったりするのがイヤなの。気持ち悪いの。
いや、歳をとってても、そういうことをスマートにできる人はいいのよ。
キャラクターとしてね。
でもワタクシはイヤだし、あなたには似合わない。
死んでも「~でゎ、」なんてメールしないでね。
基本「男はメールに絵文字顔文字入れるべからず!」なんだからねっ。
「行ってきまつ」は、玄関で烈火の如く怒られてから言わなくなったわね。よしよし。
仲良く老後を過ごすためのツールとしてのiPhoneが、とんだ喧嘩の素である。
(ここで、『ツール』はいいのかい?と思われたあなた、ワタクシも一瞬躊躇し、『道具』と打ち直そうかと思いましたが
いや、これはすんなりと出てきた言葉であるから、無理をする必要はないと思いそのまま書く。
その境界線はどこなんだ?と言われれば、そりゃ『ワタクシ』だというしかない。)←なんじゃそりゃ。
結局、iPhoneは、ガラケーとなんら変わることなく、ただメールがラインになったくらいの利用度。
宝の持ち腐れとはこのことだわさと思いつつ、今までは夫のiPhone4(ちょっとイヤミ)でやってた3匹の子豚ゲームを
今、自分のiPhone5にダウンロードし、せっせと前のレベルにまであげることに精を出している。
あれ?合ってる?ダウンロードって言う?アップデートって何?インストールって言葉もあったよね。

こんな仲良し夫婦が今、夢中なのが朝の連ドラ「あまちゃん」
オープニング曲聞いてるだけで踊りだしたくなる。
「かわいいよねえ~この子!」と妻。
「かわいいよなあ~能年ちゃん!」と夫。
だからぁ~そういうところがイヤなのよっっっ(怒)
コメント (14)
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