パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

反省点

2019年11月17日 | おでかけ
11月17日(日)晴れ

昨日は、友人A夫人の夫A氏の演劇の公演を夫と観に行く。
今回A氏、満を持しての主役。
さぞや練習にも根を詰めたんじゃないの?とA夫人に聞くと・・・
「彼が早く帰った日にはあたしが帰宅が遅かったり、あたしが早く帰った日には彼が残業だったりで、顔合わせてないからよくわからない。」
基本的に彼らのうちでは夕餉の食卓を家族で囲むということはない。
もうこれは随分前からのことで、ワタクシの独断と偏見に満ちたある持論の根拠の一例になっている。
それはさておき。
この公演にお誘い受けるようになって早幾年。
こういうことのあまり好きではないワタクシとしては「行ってあげている」という立ち位置で、差し入れどころから招待券もらって当たり前!的考えを持っていた。
が、一度娘と一緒に行った時「え〜っ!?何も持って行かないの?」と驚かれ渋々急遽花束を買って娘に渡させた。
それ以降、何か持って行かなきゃいけない感じになってしまい、さらには、招待券だと押し付けがましいと思ったのか当日現金払いの券になり、
市民劇団ゆえの低価格とはいえ二人分の入場料に、手土産、意外とかかる交通費、ご飯食べて帰る外食代と万札が飛ぶ。
元々がケチな性分プラス今現在無職という立場で、しかしそこに少し見栄っ張りというところも加わり・・・
A夫人はいつも「何もいらないからね!見に来てくれるだけでありがたいんだからね!」というが前回お菓子を差し入れたのに今回は手ぶらなのかと思われそうで(歪んだ心)
で、今回は主役と聞いていたので「花」にするかと。
うちの近所の花屋さんはまあまあ安い。大きな百合が三百円とかで売っている。
が、あくまで自宅用だから蕾。
花束用はショーケースの中。
パッとしないなあ〜
ワタクシの理想では、百合とかカラーとかのシュッとした花を束ねたシンプルな花束にしたい。
特に男性に渡すのならば。
しかし・・・ここでは無理だ、絶対希望のものはできない!
ってことで現地近くで調達しようとバスに乗る。
乗り換えの、まあまあ大きな駅の花屋さん。
見本の豪華な花束が安い!ワンランク下の花束でもまあまあ許せる感じだ。
この予算で男性向けに!と頼む。
店員さん「こちらには赤が入ってますものね〜黄色とかオレンジで爽やかな感じにしますね!」
黄色と聞いた時点でえ?となる。
出産祝い選ぶ時に女の子か男の子かわからないとき用に黄色にする、あの感じ?
そう思うならいっそ男の子色の青をチョイスしてくれよっっっ
葉物多めにして、緑の花もそこにあるじゃん!と思うが
「こういう感じでいかがでしょう」と言われて見る花材は黄色とオレンジで元気はつらつな、ワタクシ的にはお子ちゃまにあげそうなものだらけ。
あとで夫が「自分の希望を言えばよかったのに」と言うがこれとこれとこれをやめてとか言い出すと全取っ替えになるし、
そう言えるくらいならいっそ選んだ彼女を無視して、あのサンプルの豪華な花束の方に変えます!と言いたい。
もう、力なく「それでお願いします・・・」
それ以降はもうその花束を見る気にもならず、夫に押し付ける。
前回駆け込みでギリギリセーフだったことを反省したのか、ものすごく早く出かけているので開演時間まではまだまだ。
花束ですっかり気分が落ちているのでウィンドーショッピングの気分にもお茶する気分にもならない。
どんより会場へ向かう。
どうしてあと千円出せなかったんだっっっ!
このケチな性分のせいで、気持ちが落ちてしまった。
時は金なりと言うが金で大抵のことは解決できるとも思う。
時で解決できないこともあるように。

そして、そこからの苦手な演劇鑑賞である。
テーマが重い。重いテーマをコミカルに!という意気込みはわかる。
が、所詮は素人集団(口が過ぎます!)セリフを噛んだり忘れたりに気を取られ内容が入ってこない。
演劇というものを見たことがないのだが、いや、劇団四季の「アラジン」観た!サイコーだった。ワンダフル!ビューティフル!アメージング!だった。
勢いあまってパンフレットまで買ったくらいだ。
あれと比べちゃあいかんな。
普通の、いわゆる商業として成り立っている劇ってのは面白いのですか?(誰に聞いてる?)
セリフ、完璧なのですか?
映画やテレビドラマじゃないから間違ったりもあるのですか?
(ちなみにアラジンは一箇所もそういうことに気づかなかった)
でもそれを観客に気づかせないのがプロなのですか?
それとも、プロが演じるがゆえのアドリブとか、返ってそれが笑いになったりイレギュラーなものが見られた!というファン心理で嬉しかったりするんですか?
帰り道に夫に延々とそういうことをぶっちゃけながら「もうあたしゃ限界。来年からはあなた一人で行って!」
夫「もう来年はいないもんね〜」
はっ!そうか。今回で最後だった。それなら差し入れの花束もケチらずにあの豪華な方の花束にしたら後悔が残らなかったのにぃ〜とまた不本意だった花を思い出しては舌打ちするのであった。

この会場はなかなか遠いので色々な行き方があり、駅からまた少し歩くということで、いつも夫にお任せなのだがふと「渡ってた方がいいんじゃない?」とか「逆だったんじゃない?さっきの道を右に行ってた方が近かったよ」と言ったことが夫の「知らないことは恥」という地雷を踏んだらしく、その後の態度が悪い悪い。
ワタクシほど露骨じゃないので余計たちが悪く(ワタクシが気づくまでに時間がかかる)
だいぶ嫌な感じを味わってから「はっ!さっきの『右行った方が近かった』発言のせいか!」
ここで逆ギレして大喧嘩になるのがいつものパターンだが、そろそろワタクシも耳順が近いお年頃だ。
大きく息を吸ってぇ〜吐いてぇ〜落ち着けあたし。
自宅最寄り駅まで到着し、居酒屋で労をねぎらい、演劇に悪態をつき、まづいソーダ割りに悪態をつき(・・・)
前夜観たオンライン試写会の映画で意見の相違を感じ、
なんとか持ち直したり、はたまた油に火を注いだり注がれたりしての危うい土曜日の夜であった。
コメント
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