パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

眠り姫

2012年07月27日 | 子供ネタ
7月27日(金)晴れ

あぢいぃぃぃ。
今夜も熱帯夜かなあ。

お昼過ぎに携帯が鳴る。
「通知不可」ってどういうこと?初めて見たよ、こんな表示。
出てみる。
n「もしもし」
「・・・・・」しばし沈黙。
いたづらか?
n「もしもしっっっ!!??」(←短気なので、詰問口調)
「ロビンです」
n「えーーーーーっ!ロビンくんなのっっ???」
カリフォルニアからでした。
なんてインターナショナルなの、ワタクシってば!
張さんとロビン君が、交代に、あるいは同時にしゃべるのがおもしろい。
張さんの話では「ロビンは日本に帰りたいらしいです。」
まだ学校が始まってないからお友達もできないし、そりゃ子どもにはつまらんだろうねえ。
張さんも「まだどこか旅行に来てる気分です。もう少ししたら日本に帰るような気がしてる。
おすしが食べたいと思うけど、カリフォルニアロールしかないし。」とぼやく張さんの声の後ろから
ケビン君が「スシロー行って24皿くらい食いたいっ」と叫ぶ声が聞こえておかしい。
電話の一番のご用件は「小学校から電話が来て、教材費やらの返金が2740円あるらしいのです。
受け取ってもらえませんか。」
彼女、ワタクシが先日払った給食費が気になってたようで。
これを借金に充ててくれとのこと。じゃあ、遠慮なく来週もらいに行ってくるね。
「スカイプだから大丈夫です!」と結構長電話。
その後、メールもきて、写真も添付されている。
昨日買ったばかりというメルセデスのでかい車の前で微笑むご主人とロビン君。
巨大スーパーマーケットのアイス売り場の前のロビン君。
おにいちゃんは、すっかりデザイナーのような風貌(我が娘と同級生だから19歳。彼はデザイナー志望なのだ。)
そして、すっぴんっぽいのに可愛い張さんとロビン君のツーショットもある。
しかし、何よりどれよりワタクシの目を引いたのは『添い寝をしてくれる熊ちゃんを一体ずつ入手した兄弟写真』という張さんのキャプションのついた写真。
ワタクシ、セクハラ女の異名をとったこともあるくらい「男たるもの~ねばならない」とか「男たるもの~であるべし」というものをいくつも持っている。
たとえば・・・男たるもの虫(ヘビ、クモ、ゴキ)を怖がってはならないとか
男たるもの機械に詳しくあるべしとか
男たるもの車の運転が上手でなくてはならないとか
男たるもの人前で泣いてはならないとか
男たるもの・・・もういいですか、しつこいですか。
そんなワタクシであるから、男の子が夜寝る時に「ママ~怖い夢見た。眠れない~~~」と泣きつくのは
せいぜい小学低学年くらいだと思い込んでいた。
女の子はいいのよ、女の子は。(我が家の娘なんてずいぶん長いこと川の字だったし)
だから時々張さんが「また、夕べロビンが夜中に寝室に来ました」ってなことを聞くたびに
「弟くんってやっぱり甘えん坊なのかねえ、まぁ、まだ低学年だしね。」と思っていたが・・・
また今回の電話でも「部屋が東京の二倍の広さあります。
だからロビンがなかなか一人で寝られるようになりません。
添い寝用の熊を買いました。」という話を聞きながら
う~む・・・もう5年生だよねえ~
しかし、まだ、ロビン君はよしとしよう。
写真には、50センチ以上もある熊さんのぬいぐるみをそれぞれ手に持つ兄弟が・・・
売り場なら、冗談で手にしてるとも思えるが、
どうやらもう買って、外に出たという感じの写真。
サングラスをかけたクールなおにいちゃんが、熊ちゃんのぬいぐるみを手にしてる姿には「え?まぢ?それともジョーク?それともお部屋のインテリア?」

今、図書館で借りてる「毎日かあさん⑤」
とても良い。
男の子のおもしろさ全開である。そしてそんな中にちりばめられた母の愛。
亡くなった夫への愛。
哲学的な厳かな気持ちになる一文があったり、しみじみ泣ける一文があったり、とても良い。
その中に、子どもがなかなか寝ないという話。
彼は一日のすべてが終わるのがもったいないのだ。
深刻な話とか壮大な話をすれば眠らずに長々とおしゃべりができると考えるが
彼はそういう話を持ち合わせてなくて不本意ながら寝てしまう。

ワタクシ自身は、ヒジョーにビビリなので、「寝る」のが怖かったな。
ホントに明日が来るのか心配だった。
特に、何か楽しいことの前日は「明日」が来ないような気持ちになって
ますます眠れなかった。
「楽しみすぎて眠れない」というのとは少しニュアンスが違うのだ。
もっとネガティブな発想。
今でも、時々その感情がわき上がる時がある。
しかし、昔の繊細さは消え去り、あっという間に、ものの5分もすれば眠れるようになった。
大人になったんだなあ、あたし。
コメント
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