パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

「再婚生活」の感想

2008年07月04日 | 本・マンガ・テレビ・映画
7月4日(金)晴れ
昨日の続き・・・
「再婚生活」読了。
後半部にて、一段と自分との類似点の多さに驚く。
「自分のことは自分一人で決めてここまできた」と言い放つところ。
無宗教のくせに、確固たる宗教を持ち心から信心する人を羨ましく思うところ。
猫好き。
ギックリ腰から腰痛持ちへ。
そして何より「こういう所が私と似てると思う」と思った箇所。

・・・夜、王子が(彼女は夫をこう呼んでいる)お酒を飲みながら、
私がうつだったとき、今だから言うけど大変なことがあったといろいろ語った。
私に出ていけと言われて車で家を出て、首都高をぐるぐる走っていたら電話がかかってきて帰ってきてと言ったそうだ。
それは我ながらひどい。
王子は私が入院している頃は掃除ばかりしていたらしい。
掃除をしているときしか、気が紛れず、そんなつらい気持ちを誰にも言えなかったそうだ。
今更だけど、ごめんなさいと謝った。・・・

なんとせつないのだ!
もう、私の脳裏には、ワタクシから家を追い出されて、車で首都高をぐるぐるしてる我が夫が浮かぶ。
(まだワタクシ発病してないけどさぁ~我が家には車はないけどさぁ~)
病気がそうさせているのだから、彼女にも同情すべきだろうが、
もう、彼女=ワタクシの図式が出来上がってるので、
自己嫌悪にも似た気持ちだ。
この、王子、彼女が退院してからも、朝ご飯を作り、彼女のお昼のお弁当まで作ってご出勤・・・
「それを言うと、大抵の人は『優しい旦那様ですねえ』と言い、
私を呆れた眼差しで見る。大丈夫、私も呆れてますから。」
ぐへ~~っ!
この言い草!
まるでワタクシだ!
私だって、我が夫が、世間一般でいう夫族より、ずいぶんと優しい事は知っているのだ!
そして、友人に夫の愚痴を言う度に「このぜいたくものめ!」という相手の心の中の罵りすら聞こえているのだ。
人の心の声を聞くのは得意だからね。
と、こういう調子で、二日で読破したわけであるが、
最近時間が足りないとぼやいている中、二日で読み終わるとは、
まれに見るのめり込みようだ。
おもしろくもなんともないなんて言ってすみません。
今度は彼女の小説を読んでみます。
コメント (4)
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