【孫子の兵法】
約２５００年前の中国春秋期の兵奉書。
『孫氏の前に兵書なく、孫氏の後に兵書なし』と最高に評価されている。
西洋の兵書で『孫子』に匹敵するのはクラウゼビッツの「戦争論」のみ
といわれるが、評価は世界的にも『孫子』の方が高い。
ナポレオン
武田信玄
毛沢東
ドイツのヴィルヘルム２世
など数おおくの人に影響を与え、
湾岸戦争でもアメリカ、イラクともに『孫子の兵法』を基本に戦ったと
いわれる。
英語では『 Ｔｈｅ ａｒｔ ｏｆ ｗａｒ 』（戦いの芸術書）のサブタイ
トルがついている。
ビジネスマンはこの『孫氏』は必ずよまねばならないとまでいわれる。
『孫氏』の中で最も知られている言葉は
「彼（敵）を知り、己を知れば百戦してあやうからず」の言葉。
●また『孫氏』は【迷信を排斥】したことでも知られています。
『祥（しょう）を禁じ、疑いを去らば、死に至るまでゆく所無し』
祥・・・占いのこと
疑いを去らば・・・迷いの心をなくする
死に至るまでゆく所無し・・・死ぬまで迷うことなく戦うことが
できる。
※原文は分かりにくいので内容だけを話しすれば
よいように思います。
孫氏の兵法をもとに戦った、武田信玄は強かった。
武田信玄はが旗印とした、風林火山も出典は『孫氏の兵法』
「風林火山」（疾きこと風の如く・徐（しずか）なること林の如く
侵掠すること火の如く・動かざること山の如し
あの家康をして「俺も海道一の弓取りなら、ああいう戦いを指揮して
みたい」と言わしめたほどである。
もう少し長生きすれば天下は信玄のものであったとおいうのが、歴史
家の共通した意見ともなっている。
その強さの秘訣がこの『孫氏の兵法』にあるといわれている。
『孫氏の兵法』にあるとおり、信玄は一切の占いを禁じた。
今日は日が悪いから戦はやめようとか、日が良いから戦おうとか、
方角がいいとか悪いとかいう考えは愚中の愚として禁止した。
その他で有名な言葉は
「呉越同舟」（元々の意味は呉の人と越の人は仲が悪いが、同じ舟にのり
嵐にあえば、互いに協力しあうということ。
協力しあう環境をつくることが大切だと書いてあります。）
「始めは処女の如く、後には脱兎のごとくす」
「算多きは勝ち、算少なきは勝たず、況や算無きにおいてをや」
「戦わずして勝つ」
「上下欲を同じくするものは勝つ」
「勝ち易きに勝て」
「善く戦うものは、これを勢に求めて、人にもとめず」
「兵の形は水にかたどる」
など
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（歴史）