幸福学専門30年 筬島正夫が語る本当の幸せ


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「日々、敬老」・敬老の日の起源と悲田院(聖徳太子)

2014-09-15 | 

 

今日は敬老の日ですね。


兵庫県のある村長さん(のちに兵庫県議会議員)が提唱したものだそうです。

最初は「としよりの日」と呼ばれていたそうですが、ひびきが悪いので、「老人の日」と改称され、今の「敬老の日」になりました。
ちなみに、日本以外の国にはないとか。


もともとは9月15日でした。
なぜこの日なのかハッキリしないのですが、
「聖徳太子が悲田院(ひでんいん)を建立した日だから」、という説もあります。


悲田院は、仏教の慈悲の思想に基づき、身寄りのない老人や病人、貧しい人や孤児を救うために作られた施設で、これが日本に社会福祉のはしりといわれています。


では、「悲田」とは何でしょう?


「悲田」とは、仏教で教える、三福田(敬田・恩田・悲田)の一つです。


「田」という字がついているのは、施しのタネをまいた人が幸福の報いを受けるので、田んぼの収穫に例えられているのです。

「情けは人のためならず」ですね。


注意すべきは、誰にでも施せばいいのではない、ということ。


道楽息子にお金を与えていてはますます堕落するばかり。

テロ組織に献金したり、オレオレ詐欺にお金を振り込んでいては、悪の連鎖が速まるだけです。


では、どういう人に施せばいいのか?


それを教えられたのが「三福田」なのです。


○敬田(敬うに値する人)

○恩田(ご恩を受けている人)
○悲田(本当に困っている人


これらの人に施しをすることは、とても良いことだと仏教で教えられています。

こうしてみると、今の敬老の日は、「ご恩を受けてきた年長者を敬い感謝する日」「身寄りのない年長者へ施しをする日」となります。

ならば、「日々、敬老」があるべき姿。

「敬老の日」は、「日々、敬老」のきっかけとなる日なのかもしれませんね。



(「愛」という字についての記事はコチラ)
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