尾崎まことの詩と写真★「ことばと光と影と」

不思議の森へあなたを訪ねて下さい。
「人生は正しいのです、どんな場合にも」(リルケ)
2005.10/22開設

詩でなくては

2006年12月21日 11時20分26秒 | 詩の習作
僕は生きながら詩を書いている
それなら詩でなくても
絵でもピアノでもよかっただろう
死にながら詩を書いている
詩でなくてはならなかった

生きている人間とキスをした
キスでなくても
福笑いでもカルタでも良かったのだ
死んでいる人間と
夜のように長いキスをした
キスでなくてはならなかった

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 一番長い、キス | トップ | 五行歌「蟻よりもくびれてい... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございます。 (尾崎まこと)
2006-12-23 21:16:57
おっしゃるとうり、言葉だけでなく、
今の心を置いていこうと心がけています。
励みになるコメントありがとうございます。
また来てくださいね。
返信する
Unknown (あんづ)
2006-12-21 23:12:38
お久しぶりです。
この詩は・・・
なんか考え深いですね。
尾崎さんの心情がどの辺にあるのか
私には分かりかねますが
いつも尾崎さんの詩は今の心を
そのまんま現されてる気がします。
あんまり対したコメントできませんが・・
これからも頑張ってくださいね^^
返信する

詩の習作」カテゴリの最新記事