尾崎まことの詩と写真★「ことばと光と影と」

不思議の森へあなたを訪ねて下さい。
「人生は正しいのです、どんな場合にも」(リルケ)
2005.10/22開設

歯ブラシ(決定稿)

2006年04月08日 23時06分10秒 | 自選詩集
生きても
生きても
生ききれない
男と
死んでも
死んでも
死にきれなかった
男と

間の
一本の
水平線を
揺すって

歯を
みがいている


   (
4/6の「水平線」を改題・加筆しました)

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2 コメント

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アドリアナさんへ (まこと)
2006-04-08 22:54:21
朝だと云うことは

わかるからね。

朝をはずして

題名を

歯ブラシとして

チョットいじってみます。

ありがとう、

自選集に昇格です。
返信する
Unknown (アドリアナ)
2006-04-07 21:40:04
歯ブラシが水平線だという発想に驚き! 最初の連も始め方が大胆でインパクトがあるやん。「朝」の扱いだけがちょっとひっかかるけど。「朝」を外したほうがいいかしらん。というのはね、読んだときに「朝」を読み忘れていたのです。で、「生きても」から始まってガーンと衝撃を受けたわけです。とにかく、すごい! ブラボーです!
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