魂を吐く夢をみた。
それは水晶の玉のようなものであり
口から出ようとしているところで
ひっかかかっている。
その苦しげな様子を
もうひとりの自分が
怖い気持ちで見ていた。
そのうちヒゲが生え、角が生え
悲しい龍のような顔になった。
吐き出す前に目覚め
これは詩になるぞと
ちらっと思った。
歯を洗い思いつきで
三ヶ月ぶりに散髪に行った。
鏡の中の男は
カミソリは軽くねと言った。
散髪屋は魂よりも
もっと柔らかい玉に
ひやりとしたカミソリの刃を
龍を刻む手つきであて続けた。
それは水晶の玉のようなものであり
口から出ようとしているところで
ひっかかかっている。
その苦しげな様子を
もうひとりの自分が
怖い気持ちで見ていた。
そのうちヒゲが生え、角が生え
悲しい龍のような顔になった。
吐き出す前に目覚め
これは詩になるぞと
ちらっと思った。
歯を洗い思いつきで
三ヶ月ぶりに散髪に行った。
鏡の中の男は
カミソリは軽くねと言った。
散髪屋は魂よりも
もっと柔らかい玉に
ひやりとしたカミソリの刃を
龍を刻む手つきであて続けた。