尾崎まことの詩と写真★「ことばと光と影と」

不思議の森へあなたを訪ねて下さい。
「人生は正しいのです、どんな場合にも」(リルケ)
2005.10/22開設

存在する理由

2008年04月16日 01時18分28秒 | 詩の習作
三日前に胎んだ野良猫の
潰れた左目に蝿がたかっているだろう
奴の存在に意味がなければ
僕たち二人に意味はないんだよ

奴って猫、蝿?

もちろん、猫と蝿さ

私が蝿で君が猫って言いたいわけ?

…うーん、話の方向がちょっと違う気がするな
言い直すね
僕たち二人に意味があるならば
奴らの、つまり猫と蝿の存在に意味があるってことさ

それって、人間の傲慢じゃない?

(…僕はごまかしの笑いを笑ちゃった)

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