襤褸を身にまとう君は
真水の海に没している
石の階段に座り
頬杖をつき
海を湧きたたせながら
沈み行く夕日を
同じような黄金の目で眺めている
君の右腕が
支えている球体は
君の頭ではなく
地球だと
僕は知っている
君の背中は
神の汗で濡れている
そして僕といったら
嘘をつく度に
頭が痛くなるので
その優しすぎる
君の首に
(まるでネギの根本の
白いところが青く変わってい
部分のような)
触れたいが
触れたら死ぬことは
僕の詩が知っている
ことばは襤褸である
しかし
詩はことばではない
そして
僕は君を愛している
真水の海に没している
石の階段に座り
頬杖をつき
海を湧きたたせながら
沈み行く夕日を
同じような黄金の目で眺めている
君の右腕が
支えている球体は
君の頭ではなく
地球だと
僕は知っている
君の背中は
神の汗で濡れている
そして僕といったら
嘘をつく度に
頭が痛くなるので
その優しすぎる
君の首に
(まるでネギの根本の
白いところが青く変わってい
部分のような)
触れたいが
触れたら死ぬことは
僕の詩が知っている
ことばは襤褸である
しかし
詩はことばではない
そして
僕は君を愛している