真正面から星高山のシンボルマークを写してみました。
護岸に停泊している漁船の中に、多分まゆパパの船もいるはず。
いつも命がけで日本海に出て美味しいお魚を獲り、そして新鮮でピチピチで活きのいい、お魚を食べさせていただく幸せ、を噛みしめながら、仕事が終わってからの至福の時間を過ごしている私です。
昨日も空は曇天、川面は 海から吹く北東の風に小さなうろこ波を絶え間なくおこし、数百匹のウミネコが群れをなして漂っていた。
冬の荒れ狂う海と言えば、この時期にしか獲れない大好物のナマコを頂いた。
が、しかし見れば見るほど不気味なヤツだ。
全体に青銅色で、光ってぬめぬめしている。そしてオレンジ色のイボがあちこちに付いてグロテスク。一体全体、生きているのか既に息絶えているのか、さっぱりわからない。
動かないんですもの。そもそもこれは動物なのか、魚なのか、はたまた貝なのか、軟体動物なのか・・・
そんなわけで、少し調べて見ました。
正確には棘皮(キョクヒ)動物です。
棘皮というのは、ハリネズミのような皮を持つという意味で
もともとはウニを対象につけられた名称だそうです。ナマコやヒトデは、そのウニと類縁関係にあり、棘(トゲ)をもたない動物も棘皮動物に含まれます。
で、なにを食べているのかと言うと、多くのナマコは、海底に降り積もって堆積した有機物を主な餌とし触手でそれらを集めて食べているんだとか。
そうなんだ、ナマコは、砂を食べるんだ。
正確には、砂中の有機物(バクテリア)を食べている。砂を食べて、砂を吐き出し、自由気ままにふらふらと移動し、岩などに蝉のようにひっついて敵の目をくらます。
で、さっきナマコが通った砂の中には、またバクテリアが生まれ、その繰り返しだから、砂を綺麗にしてくれて、地球環境のために役立っている。
誰にも迷惑かけないで、誰にも危害を加えない!
そんな偉いナマコの天敵は人なのか・・・
ううーん 少し引いてしまうけど、けど美味しいのだから仕方ない。
と言うわけで、ナマコ酢を作ってみました。
まず、まな板にナマコを乗せる。ぬるぬるするからおまな板から転げ落ちないように押さえて、イボの少ない方を縦に割り、紐のような内臓を引っ張り出す。
胴体の両端に硬いところがあり、これが口と肛門だと思う。
綺麗に洗い、薄切りにして、三杯酢に柚子のしぼり汁をかけて食べる。
味はというと、口に入れてムギュっとかむと、サザエやアワビのような磯系の味ではなくて、海の底の味、というか、難しい、ただ食感がぬるぬるこりこりぐにゃぐにゃや、書いていてわからなくなってしまったけど、私は好きです。
それにしても このナマコを最初に口にした人は偉い。
雲り時々晴れ 5℃