
今日はまたブックレビューです。
本嫌いの方はごめんなさい。早く書かないと忘れてしまうので・・・

と書いてあるけど、私はギャンブルが好きなわけではなくて、以前古本屋で見つけていつか読んでみようと思い買った本。
何か終わり方がイマイチだと思って調べてみたら、この物語には続編、続々編があるらしい。物語が続くのなら、まぁ、こんな終わり方でも仕方が無いのかなと思いもしたが、やはり一冊の本として売り出すからにはキチンと完結すべきではないのかな。
でも相変わらずこの作者は男、いや人間の生き方が実にすばらしい哲学がある。
理想でもいい、こんな筋の通った生き方に憧れる。
「博打打ちには二通りのタイプがいる。巧いヤツと強いヤツ。巧いヤツなんてのはゴマンといる。でもそんなやつらはちっとも怖くない。本当に怖いのは強いタイプのヤツなんだ。強さというのはどんどん伸びる。今から巧さなんてのを覚えちゃだめだ。巧さは強さを弱めてしまう。行く着くところまで博打の強さを伸ばしてやるんだ。強さの限界がきたら、そこで初めて巧さを覚えればいい。強さの限界、つまりそれが自分の博打打ちとしての限界になる。負けない博打をしたいんだったら、今からでも遅くない。博打からは一切手を引いたほうがいい。人生の時間は限られているし、もっと有効な時間の使い方がある。それとも君は、巧く生きる人生にでも興味があるのかい?」
入寮の日に出会った哲学的麻雀師・永田の言葉。
この永田がカッコいい。
というわけで、今度古本屋に行ったら、続編を探して読んでみよう。
それにしても本文とは関係ないのですが、暑いですね。
晴れ 34℃