ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

(26)「死ねばいいのに」京極夏彦著(講談社)・・6/18日読了

2010年06月20日 | 本の事
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 『死んだ女のことを教えてくれないかー。無礼な男が突然現われ、私に尋ねる。私は一体、彼女の何を知っていたというのだろう。問いかけられた言葉に、暴かれる嘘、晒け出される業、浮かび上がる剥き出しの真実…。人は何のために生きるのか。この世に不思議なことなど何もない。ただ一つあるとすれば、それはー。』

 この本は・・・新聞によると。
講談社は20日、15日に発売された京極夏彦さんの小説「死ねばいいのに」を電子書籍化し、米アップルの新型携帯端末「iPad(アイパッド)」など向けに6月上旬から配信すると発表した。同社によると、大手出版社が文芸書の新作を電子配信するのは初めて。
価格は単行本1785円に対し、アイパッド版は900円(発売開始2週間は700円)。アップルの多機能電話「アイフォーン」版やパソコン版も同価格で、携帯電話向けは1章105円(全6章、第1章は無料)。

私は本は絶対に紙でなければ嫌だなと危惧していたので、この本をトンボから見せてもらった時、「え??これってアイパッドの本でしょう?面白いん?」「嫌なら読まなくてもいいんだよ。でもこの本 意外に評判がいいのよ。」という。
それなら私は連日本当に忙しいけど、サッカー観戦の合間に読むか、そんな気持ちで読み始めたのですが・・。

京極物は初めてで、それでも多少なりと作風はわかっていたのだけど、京極夏彦の書くものとしては、あまりにも安易だし底が浅くはないか?
仕事の合間にサクサク読めるじゃないか?
そう思い始めた辺りから、謎の訪問者の正体というか、彼が何者であるのかは大体見当がついたのだけど。
けれども、本当に本当のラストになって初めてようやく明かされた事柄は・・・
いやはや、安易ではなかったです。
ゴメンナサイ、サスペンスの新刊はネタばれは絶対にタブーだそうですから、これ以上書けませんが、お許しください。

軽く読めて、それでいて考えさせられる。これが京極夏彦文学なのか?
今後 もう少し別の本も読んでみたくなりました。

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