ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

⑨「マイレージ・マイライン」を観る。

2010年06月13日 | 映画の事
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原題   UP IN THE AIR
監督   ジェイソン・ライトマン
原作   ウォルター・カーン
脚本   ジェイソン・ライトマン シェルドン・ターナー
撮影   エリック・スティールバーグ
音楽   ロルフ・ケント
出演   ジョージ・クルーニー ヴェラ・ファーミガ
      アナ・ケンドリック ジェイソン・ベイトマン
      ダニー・マクブライド メラニー・リンスキー
      エイミー・モートン サム・エリオット

本当はマット・デイモンの「グリーン・ゾーン」を観たかったのだけど、ここから行くには時間が合わなくて、(午後4時45分一回だけの上映)なら昨日から上映しているこの映画を見ようと思い、出かけた日曜日の午後です。
なにしろ、本年度のアカデミー賞に6部門ノミネートされた映画ですから。

<ストーリー>
仕事で年間322日も出張するライアン(ジョージ・クルーニー)の目標は、航空会社のマイレージを1000万マイル貯めること。彼の人生哲学は、バックパックに入らない荷物はいっさい背負わないこと。ある日、ライアンは自分と同じように出張で各地を飛び回っているアレックス(ヴェラ・ファーミガ)と出会い、意気投合するが……。(シネマトゥディより)

 いま世界で最もセクシーな中年といえばジョージ・クルーニーらしい。
私はヒュー・グランドもといいたいところですが、それにしてもそのジョージが演じるのが、なんと、辣腕”リストラ宣告人”こういう仕事もあったのかとの思いと、不景気もここに極めり、そう思ってしまう。

この映画の一番のテーマというか、言いたいことは、ネットがすべて横行する昨今社会の人間関係の希薄さか。

ライアンの会社では、優秀な女性新入社員の提案で、退職を通告する相手に直接会わずに、ネットでその業務をやるよう提案する。
ネット宣告案が発表されたとき、ライアンは猛反対する。
ライアンの人生哲学からすると、この案は非常に合理的で良い、はずなのだが・・・。
だが、ライアンは"リストラ宣告は、ネットで通達なんて味気ないことをしてはいけない。血の通った、生身の人間が説得すべきデリケートな問題なのだ!"という殊勝なことを考えているわけではなくて この案が通ると出張ができなくなり、彼が"家"と感じている飛行機にも乗れず、"1,000万マイル達成"の夢がかなえられなくなる。
女性との行きずりの情事のチャンスもなくなる。そして、彼自身リストラされてしまう可能性があるからなのだ。

言いたいことはメールで・・
相手の顔が見えないから嫌なことは言いやすいかもしれない。

ライアンは自分の立場の危うさを感じた時初めて焦りを感じ、自分はとんだ間違いをしてきたのではないか、ということに気づくのですが・・・

コメディタッチなところもあり時々笑いが出て、気楽に楽しめる感じ。

そうそう、ライアンのお遊びの相手であるヴェラ・ファーミガって初めて見たのだけど、どこか若いころのグレン・グローズに似ていたりして。

ま、お暇ならどうぞ、料金の価値ありというところでしょうか?
といっても私はシニアで、1000円ですが。それくらいという意味です。

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