ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

天窓の家

2006年08月24日 | 四方山話
 夢見る私は、ずーっと天窓のある家に住みたいと思っていた。

 先日の新聞で、『太陽系 惑星3つ増える?』という記事を見つけた。好きなんですこういう記事。
その記事によると、国際天文学連合は(本部パリ)は16日、太陽系の惑星を9個から12個に増やす新しい定義案を発表した。チェコのプラハで開催中の総会で検討し、24日の会員投票で是非を決める。
承認されれば1930年に9番目の惑星である冥王星が発見されて以来、76年ぶりに新たな惑星が加わる。云々・・・(セレス、カロン、2003UB313.)

ところが、ところが、今日の新聞に冥王星除外で決着へ、そして太陽系惑星8個に減らす案をほぼ決めたと出ていた。
冥王星以下、新たに見つかった新星は他の8個に比べて小さいからと言うことらしい。
水、金、地、火、木、土、天、海になったんだね。覚え安くなった。

 で話が後先になるが、島根に来て二度目になるが、浜田に越して来た時の間借りしたN上さんの家に天窓があった。
浜田市メインストリートの一本裏の通リは、食堂とか、一杯飲み屋とか、レザーを貼ったような大人一人しか出入り出来ないような小さなドアーの飲み屋(バーなんとかと一筆書きのようなネオンの看板がついている。)が並んでいたが、私達親子が間借りした父親のお友達のN上さんの家も小さな食堂の裏にあり、窓はその食堂の壁でつぶされて役目を果たしていなくて、明り取りに天窓がしつらえてあったのだ。(箱めがねを逆さにしたような天井にガラスが入っていた。)
私はものすごく嬉しかった。四角のガラスの張られた天窓は、うす汚れていて星は見えなかったが、雨が降った時 雨が天窓に当たリ流れる感触とか、時々写る赤いネオンの光とか、夜寝るのがとても楽しみだった。
私は6畳の間に布団を敷き詰めて家族で寝るのに、天窓の下に必ず陣取った、誰にも譲らなかった。
目を瞑っても、まぶたの裏で色々な物語を想像できた。そのうち寝てしまうのだが、あの窓を綺麗に拭いてもらえないかと父親に言って怒られた。

その思いが後々まであり、建築士の夫に家を建てるなら天窓のある家、ベットルームから空の見える家に住みたいと、言い続けたけど、実現しなかった。ただ「天窓は江津のような風の強いところでは、必ず何年かたつと雨漏りがするようになる。」と言っていたなぁ。

でも私は、「もし宝くじでも当たったら、S山設計士に頼まず、金にいとめをつけずに磯崎新に頼んで、天窓を作ってもらうからいいよ。」と笑ったことを思い出した。

今でももし贅沢が聞いてもらえるなら天窓のある部屋で眠りたい。

晴れ 31℃ 暑い どうにかしてくれ~。そのちゃんは溶ける。