ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

失われつつある、古きよき時代。

2006年08月10日 | 四方山話
  当店に咲いている夕顔の花。
鉢植えですが、夕方しか、薄暗くなってしか、朝顔のような純白の花を咲かせません。夕方咲き、朝には散っている、この切ない花の命は純白なだけに余計にもの悲しい・・


 さて 今日も朝から暑い。予報では35℃とか、いったい何日真夏日が続いている?もういいかげんんにしてくれ~!

 私事ですが、今夏帰れないかも知れないと言っていた、まごまごが帰省した。
浮き立つ気持ちを抑えるように 仕事を終えて急いで帰ったら、下の孫がお風呂を待っていた。
久しぶりに童謡というか、昔の唱歌などを歌いながらお風呂に入る。
どういうわけか、まごとお風呂に入ると、子供の頃に歌った童謡が次から次へと口から出てくる私。どうしてでしょう?

 昨夜は帰る時、車庫から見えたお月様がとても綺麗だった。もしかしたら満月かな?
それで歌った歌は、
 ♪月夜のたんぼで、コロロ、コロロ、コロロコロコロなく笛は、あれはね、あれはね、あれはー蛙の銀の笛~ ささ銀のふーえー。

 ♪月の砂漠を、はーるばるとー旅のらくだが行きました。金と銀とのくら置いて二つ並んでいきました~。

美声を張り上げて歌った。気持ちよさそうに口をしぼめてお湯に浸り、私の銀のような歌声を聴いていたまご。かわいいねぇ。

 しかし最近は小学校の音楽の時間に唱歌を教えないらしい。
私たちの年代には、子供の心を豊かにするであろうと思われた唱歌の多くが、もはや時代ズレしたものが多く、文語体の表現も多くて子供たちにわかりにくいからが、その理由らしい。
勿体ない、本当に勿体ない。

 あまり関係ないが、私たちウグイスカルテットが県境のほうにドライブに行く時はいつも、車外の自然が作り出す風景に誘われて、誰からともなしに唱歌が出るし、歌いながらドライブすると、また楽しからずや、で年も嫌なこともすべて忘れる。

 わかりにくいなりに、文章の後先や、単語の意味も考えずにただ覚えた歌詞が、実は大人になったら、そうだったのか?と理解できて笑ってしまうことだってある。
「赤とんぼ」のオワレテミタノーハが「追われて見たのは」でなくて「負われてみたのは」だったり、「紅葉」のテルヤマモミジが「照山 もみじ」ではなくて「照る 山もみじ」だったりとか、今思い出せないけど、まだまだたくさんあるはず。 それが大人になって何かの拍子にわかった時、なーんだ子供の頃、意味もなにも考えずに聞いたまま、耳から入ったままを覚えていたんだと、間違ったまま覚えていたうん十年はなんだったんだ、目からうろこのような気がして、返してほしいと思ったり・・(勝手だね。)

 それがただ時代に即してないからと言う理由で切り捨てていくのは、あまりにも失うものの方が多いのではないか、童謡は目に見えない心の宝物のような気がするのだが・・などと暑さのせいにしてなんにでも突っかかっている私です。

晴れ 34℃ あつーい!