ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

映画に関する私なりの所見。①

2006年08月22日 | 私ごと
 ここに来て 物思いにふけるときいつも思うことなのだが、どうして私は、生きてきた時間と同じような年相応な知識が備わってないんだろう。
どうして『知識人』になれないんだろうと・・

 うわべだけの中途半端な耳学問だけで、生きてきたような気がする。それだけに人様の色々な考え方にしっかりとした自分の意見が表現出来ずに、なんでも「あーそうか、そういう考え方もあるんだね。」ともやもやしながらも納得してしまう。
 
 そんな中で考えついた事、それは深い知識がなくても、社会全般、人間全般に対する定言はなくても私自身の生活の中からきちんと自分の言葉、意見を見つけ出していける生き方、もともと知識力(記憶力といってもイイ。)に欠けるから、新聞をよんだり、本を読んだり、映画をみたりして、決して早とちりせず、しっかりとした考え方ができたらいいなぁ、残りの人生あとわずかだけど努力してみようというわけで、枕が長くなったが、自分なりの映画の所見に触れてみようと思う。

 私が映画好きになったのは、父親の影響が大である。
映画好きだった父親は、私が子供のころ、私の誕生日とか、クリスマスとか、お正月とかのプレゼントは映画鑑賞だった。
自分ひとりで行くのではなくて、必ず私を連れて行ってくれた。その時は嫌々だったが、今にして思えば、映画のよさを教えてくれたのは感謝している。

 初めて映画館で映画を見たのは、4歳の頃 一緒に住んでいた従姉妹に連れて行ってもらったディズニー映画の「シンデレラ姫」だった。確か銀座の映画館だった。
よく覚えていないのだけど、その時「銀座かんかん娘」を大声で歌ったと後から聞いたから、そうだと思う。
その後 もう一度東京では映画館で父親と見た(映画館は覚えていないが・・)ボブ・ホープの「底抜け二挺拳銃」これはもう少し大きくなっていたので、なんとなく覚えている。
笑い茸を食べさせてインディアンの歯を抜くところはおかしくて大笑いした所を鮮明に覚えている。

 私は今でもそうだけど、映画を見た後映画館から出てきたあの奇妙な気分が好きなのだ。 明るいうちに映画館に入り、見終わって余韻に浸りながら外に出ると、たちまちそこは夜の世界である。見慣れたはずの町並みがなぜか全然知らない町のように思える。現実に戻リ、その風景になじんでいくには少し時間がかかる。
きっとそれは頭の中が映画の世界にすっぽりとはまってしまい、(主人公のヒロインになりきっている私は・・)急に現実に引き戻されたのが対応できずに、虚と(夢)と実(現実)がうまく元の私の頭の中に納まるのに時間がかかったからだと思う。(鈍いからね。)

 夏休みになると思い出すのは、東京の板橋の金沢小学校の校庭で夜を待って、白い幕が張られて映画会があった。これがものすごく楽しみで、その日はとてもいい子にしていた。
いつも見慣れた校庭も夜の雰囲気はまた特別で、広く見えた。
夕ご飯を食べて、母や妹達とうちわを持って出かけていく。蚊との戦いだった気もする。
映画は美空ひばりの「悲しき口笛」や、三益愛子や、松島トモ子の母娘ものだったと思う。
 こういう基盤があって私は映画が大好きになったのだが、映画に関しての所見は、まだまだ書くことがたくさんあり、長くなりそうなので、また続編は気が向いたら・・

 話は変わるが、今日あまりにも姿かたちがみすぼらしかったので、行きつけの美容院に行き、久しぶりにパーマをかけた。(昨日のSちゃんとの写真で気がついた。)
あまり代わり映えはしないが、夕べお客さんに「あんたみたいに後家になってから、おしゃれをしなくなった人も珍しいよ。やはり、客商売なんだけぇ、こまめにお化粧直しをして、こぎれいにしんさい。」
少し反省した私です。

晴れ 33℃ 残暑が厳しい。