トンボが、山口に用事で行った時、撮影してくれた、国道沿いの銀杏の木。車はトンボさんのです。＊＊＊＊＊
先週の金曜日の１１時ごろの事だった。
一人の老人がこられて、コーヒーの注文をされた。
何だか寂しそうだったが、静かにテレビを見ながら、小一時間黙って考え事をしている風だった。
お金を払う時、ポケットを探しながら、「服を変えてきたので、お財布を忘れてしまったけど、後で必ず持ってきますから・・」
足元はスリッパ姿で、ズボンはパジャマみたいだった。鼻水は垂れているし、なんだか薄気味わるかったし、「いいですよ、また持ってきてください。」そう言ったら帰っていった。
月曜日の事、「そう言えばこの前の老人 お金持ってこなかったね。なんだったんだろう？」とイリコさんと話していた。「無銭飲食だけど、仕方ないよね。」
そんなことも忘れかけていた。
今日になり、この前の老人によく似た男の人がお金を払いに来れれた。
なんでも、認知症で済生会病院から抜け出して、探し回ったら、警察に保護されていて、連れ戻したらしい。だいぶん日がたってポツリと、「木馬でコーヒーを飲んだ。」と言ったから、息子さんが払いに来てくれた。
良く覚えていてくれたと、感心したけど、あきらめていたから、なんとなく嬉しかった。
自慢じゃないか、私もすでにこの域に達しつつある事は、以前にも書いたが、間違いのない事実である。
昨日の朝も、テレビが付かないとかバタバタしていたら、テレビのリモコンを店まで持ってきてしまい、携帯電話を忘れてきているし、お客さんとの会話の途中でも、何の話か忘れてしまい、頓珍漢な受け答えばかり、もうこのスカンスカン頭は、修復不可能かもしれない。でも、でも…
このような老化現象を少しでも遅らせるには、思い出すと言う努力を怠らない事だと、本に書いてあった。
昨夜何を食べたか？今何をしようと思ったか？何度も色々と自分を訓練するといいらしい。最近 自分なりにみんなに内緒で、訓練を始めた。バカにされるからね。
努力は必ず報われると言う事を信じて。
話は変わるが、明日のゴミだし日に、収集場所のかごに入れようと夜帰るとき、車の後ろにゴミ袋を積みこんだ。（ほんの５０メートル先にある。）
朝 店に出勤の為、車に乗る。え～何この匂い？臭ーい・・
ちょっとー！まだ間に合うかな、ゴミ収集車・・待ってぇ・ここにまだありまーす。
晴れ １８℃ 少し寒い。