ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

散々の紅葉狩り。

2005年11月06日 | 私ごと

やはり思っていた通りだった。

予ねてよりの懸案だった、サンコー観光との「紅葉狩り」は、雨の予報がピタリと当たり、本気で降り続く雨と共に、風まで吹き出し、天気予報が、大雨、強風、雷、注意報を伝えたいた。

そんなことに怯む我々ではない。 午前8時に出発。レッゴー大山へ。

宍道湖のあたりは、なんとなく空が明るくなり、希望を持たせてくれた。

国道9号線から見えた宍道湖の対岸に見える松江市は、何だか少し明るく見えたけど・・
この後すぐ、山陰自動車道から米子道で、一路蒜山へ。裏から大山が見たくて、そのコースをお願いした。
我が家の子供達も夫も大山の雄大さが好きで、四季を問わず何度も行ったので、この裏大山の見事さをもう一度確かめたかったのだ。
ところが、雨風が強く、おまけに霧まで出てきて、視界0。
ため息とともにトイレ休憩で蒜山高原センターにやっとの思いでたどり着く。ここでコーヒーでもと思ったのに、やはり悪天候の為計画を中断したのか、(牧場とか、遊園地で遊べなくて)観光バスが次々とやってきて、たちまち人いきれで一杯になる。「雨どすえ」京都訛りのおばさん連中の声。
あきらめて、大山寺の方に移動。ここで少し雨が小降りになり、時折日がさした。
九十九折のような道路は落ち葉でわだちを作っていたが、紅葉のトンネルを車窓から見上げたら、木立の切れ間と雲の切れ間から、天国の階段が三筋も見えた。
ここでの昼食は、値段の割りに粗末で味も今ひとつだった。サンコー社長曰く「輸送費が高いから、値段も高いんよ。」さもありなん、だって耳が何度もツーンとした。

奥山に 紅葉ふみわけ なくシカの声きくときぞ 秋は悲しき(猿丸太夫)

鹿は紅葉鳥というらしい。恋人を求めてとりのようにわびしい声で鳴くという。
この百人一首を思い出すような、落葉樹の山道は、流石に情緒があった。

思うように、紅葉を楽しむ事が出来なかったし、燃えるような大山も残念ながら、見る事は出来なかったが、雄大さだけは、堪能できたし、雨の大山を後にしたのは、2時ごろだった。

雨 風雨強し 大山18℃ 江津22℃
アルバムに写真をアップロードしましたので、覗いてみてください。