OSQZSS

オープンソース準天頂衛星(QZSS)受信機

ChibiOS/RT for DE0-Nano

2012-02-26 15:24:37 | FPGA
DE0-NanoへのNamuruの移植も進み,とりあえずNios IIから
NCOの書き込みや相関値の読み出しができるようになりました.

次のステップとして,信号捕捉と追尾のプログラムをNios IIに実装
したいのですが,そうなるとマルチタスクの環境が欲しくなります.

Nios IIにはMicorC/OS-IIが提供されていますが,どうも良い
チュートリアルが見つからず,どこから手をつければ良いのか
見当がつきません.

FreeRTOSもNios IIに移植されているようなのですが,こちらも
何の解説もありません.

何か解説記事がないものかとネットを彷徨っていたら,
ChibiOS/RTをNios IIに移植したサイトを発見しました.

emb4fun: Nios II and ChibiOS/RT

DE0-Nanoのプロジェクトファイルが提供されているだけでなく,
丁寧なチュートリアルが素晴らしい!

おかげで,サクッとサンプルの動作が確認できました.
GPS受信機のファームウェアは,ChibiOS/RTをベースに
開発して行こうかと思います.



ひとつだけチュートリアルで説明されていない動作があったのでメモ.

Nios IIのコアにfast(Nios II/f)を使用しているため,FPGAにsof
ファイルの書き込みを行うと,OpenCore Plusのライセンスの関係で
以下のようなダイアログボックスが現れます.

(クリックで拡大)

Nios IIでプログラムを実行するためには,このダイアログボックスを
キャンセルせず,出したままにしておく必要があります.

無償版のweb editionでは,Nios II/eしか使えないと思い込んでいましたが,
fastやstandardも試用できるのですね.

DE0-NanoとUSBで常に接続していないといけませんが,
開発には特に不便はありません.

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