高須さんが公開されている多周波数・多システム対応のソフトウェアGNSS受信機であるPocketSDR.
世界的な半導体不足でハードウェアを自作することは難しいものの,PocketSDRで取得した信号データも
公開されているので,信号処理のソフトウェアを試してみることはできます.
そこで,提供されているPythonのサンプルプログラムをWindowsで動かしてみます.
MacOSで動かす手順は,広島市立大学の高橋先生のblogを参照してください.
s-taka.org:PocketSDRすごい
まずはPythonのインストールです.
python.orgのサイトから,最新版のWindows installerをダウンロードします.
https://www.python.org/downloads/windows/
インストーラを起動して,Pythonをインストールします.このときに,"Add Python 3.x to PATH"を
チェックしなくても問題ありません.PATHが通っていなくても,py launcherを使って起動できます.
GAMMASOFT:WindowsユーザーはPythonランチャーの存在を意識しましょう
AsTechLog:Pythonランチャで複数のPython環境を使い分ける
Pythonがインストールできたら,コマンドプロンプトを起動し,PocketSDRのサンプルプログラムを
動かくために必要なライブラリであるnumpy,scipy,matplotlibをpipでインストールします.
> py -m pip install --upgrade pip
> py -m pip install numpy
> py -m pip install scipy
> py -m pip install matplotlib
コマンドプロンプトは,エクスプローラーのアドレスバーに「cmd」と入力することで起動できます.
さらに,コマンドプロンプトを起動したフォルダが,自動的にカレントフォルダになり便利です.
TOMONO Tech-Blog:コマンドプロンプトの起動 | カレントディレクトリ指定
Pythonの準備ができたら,PocketSDRのプロジェクトを一式,githubからダウンロードします.
右上の「Code」ボタンをクリックして「Download ZIP」を選択することで,ダウンロードできます.
https://github.com/tomojitakasu/PocketSDR
ダウンロードしたZIPを展開し,サンプルプログラムのある「python」フォルダからコマンドプロンプトを起動します.
実行したいPythonのスクリプトをpy launcherで指定することで,サンプルプログラムを動かすことができます.
この例では,みちびき1号機後継機が試験的に放送したL1C/Bという新しい測位信号を捕捉しています.
BOC信号のサイドローブが綺麗に見えています.
ちなみに,PocketSDRは,IF信号の場合はサンプリング毎にint8で,IQ信号の場合はサンプリング毎に
IとQの順番でそれぞれint8でサンプリングデータをファイルに保存しているようです.
世界的な半導体不足でハードウェアを自作することは難しいものの,PocketSDRで取得した信号データも
公開されているので,信号処理のソフトウェアを試してみることはできます.
そこで,提供されているPythonのサンプルプログラムをWindowsで動かしてみます.
MacOSで動かす手順は,広島市立大学の高橋先生のblogを参照してください.
s-taka.org:PocketSDRすごい
まずはPythonのインストールです.
python.orgのサイトから,最新版のWindows installerをダウンロードします.
https://www.python.org/downloads/windows/
インストーラを起動して,Pythonをインストールします.このときに,"Add Python 3.x to PATH"を
チェックしなくても問題ありません.PATHが通っていなくても,py launcherを使って起動できます.
GAMMASOFT:WindowsユーザーはPythonランチャーの存在を意識しましょう
AsTechLog:Pythonランチャで複数のPython環境を使い分ける
Pythonがインストールできたら,コマンドプロンプトを起動し,PocketSDRのサンプルプログラムを
動かくために必要なライブラリであるnumpy,scipy,matplotlibをpipでインストールします.
> py -m pip install --upgrade pip
> py -m pip install numpy
> py -m pip install scipy
> py -m pip install matplotlib
コマンドプロンプトは,エクスプローラーのアドレスバーに「cmd」と入力することで起動できます.
さらに,コマンドプロンプトを起動したフォルダが,自動的にカレントフォルダになり便利です.
TOMONO Tech-Blog:コマンドプロンプトの起動 | カレントディレクトリ指定
Pythonの準備ができたら,PocketSDRのプロジェクトを一式,githubからダウンロードします.
右上の「Code」ボタンをクリックして「Download ZIP」を選択することで,ダウンロードできます.
https://github.com/tomojitakasu/PocketSDR
ダウンロードしたZIPを展開し,サンプルプログラムのある「python」フォルダからコマンドプロンプトを起動します.
実行したいPythonのスクリプトをpy launcherで指定することで,サンプルプログラムを動かすことができます.
この例では,みちびき1号機後継機が試験的に放送したL1C/Bという新しい測位信号を捕捉しています.
BOC信号のサイドローブが綺麗に見えています.
ちなみに,PocketSDRは,IF信号の場合はサンプリング毎にint8で,IQ信号の場合はサンプリング毎に
IとQの順番でそれぞれint8でサンプリングデータをファイルに保存しているようです.
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