アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

インフルエンザとはがき

2016年02月06日 | Weblog
株、リーマンショックの時に大損した以外は、トントンかな。
 昨秋、日本郵政株で勝負に出ました。3,000円にはなると確信して…。1,900円で買ったのですが…今は1,400円台。大変な損となっています。参りましたぁ。株をやっている人は、今こそ日本郵政株を買うべきですよ。1,400円で買えるんですよ!これから間違いなく上がります。3,000円になるには1~2年見なければなりませんが…マイナス金利が導入されましたから今夏には2,000円になります。2,000円になってくれれば、私も一息つくわけで…。

 えっ?そんなにいい株なら、1,400円台のうちに買い増ししないのかって?資金不足です。1,900円で勝負に出てしまったから、大損中。

 はがき・手紙を書く人が減っているのに日本郵政大丈夫かって?心配な人は、株など買わない方がいいと思います。はがきと切手だけで商売しているわけではないしぃ…。
 そういえば、私自身も、はがき・手紙を書くことがめっきり減りました。「はがき」
といえば、新渡戸稲造です。ずいぶん久しぶりに新渡戸稲造が出たなって?はいはい、新渡戸稲造は武士道だけではありませんで、「はがき」もあるのです。

 新渡戸稲造は、旧制一高の校長だったことがあります。稲造は「寛大」「謙虚」「触れ合い」の新風を学内に吹き込もうとしました。しかし、BUT!質実剛健を唱う教職員、学生がこれに猛反発。学内は校長派と反校長派に分かれ反目し合う事態に陥ったのでした。
 そんな中で稲造が学生に講演した。折からインフルエンザが大流行していた。
 ・・・はがきを家族に出しなさい。文章を考えるのが面倒なら無事勉強の四文字だけでいい。金がないなら申し出なさい。一枚ずつあげるから・・・
講演後、売店のはがきがすぐに売り切れたという。
 旧制一高の学生たち…日本の指導者を目指すエリート集団だったわけで…ともすれば独善主義に陥りがち。その学生たちが稲造の「はがき」の講演に反応して、売店のはがきがなくなった。つまり、「社交的観念(寛大・謙虚・触れ合い)」に目覚めたのでした。