アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

ずーっとチョコを食べたい

2024年10月12日 | Weblog
 チョコレートを食べた経験者は、赤ちゃんを除く殆どでしょう。原料のカカオ豆を、カリカリと食べた人も、多くはないにしてもおられると思います。
 しかし、「カカオの実を食べた人」は、あまりおられないかも。「ゲテモノ喰いの自慢か?」って?カカオの実は、ゲテモノじゃないでしょう。

 そもそも、カカオは果実です。果実はラグビーボールの形で細長い(カカオポッド)。カカオポッドを割ると球状の白い果肉をつけた種子が70~100個入っています。その果肉を食べます。これが美味しいのです。
 熱帯の果物特有の「薄い甘み」。マンゴスチンに似ているとか、ライチの食感とパッションフルーツの甘みとか、人によって感じ方は様々。上品な味であることは共通でしょうか。

 一体どこでカカオを食べたかって?
 ホーチミン市(ベトナム)で現地ガイドを雇うことに。「20歳代の男子運転手付の乗用車と、英語が出来る20歳代の女子ガイド」が来ました。この2人、「おしゃべりに夢中で、雇い主の私に、殆どガイドしない」。
 で、ホーチミン市から西へ向かったのですがね。道すがら、1キロメートルほどの間隔で、「カカオポッド」の路上販売がありました。
 野次馬の私は、おしゃべり中の運転手とガイドに割り込みまして、質問しました。 
「車で移動する人がカカオポッドを買うようだけど…ココアとか、チョコレートを作るの?」
「いえいえ、食べるのです」
「なぬ?カカオポッドを食べるって?」
「(何を驚いているんだこの日本人は?)食べますよ!おいしいよ!」
「わ、わ、私も食べたいから、次のカカオ屋で停めてくれぇーっ」
 というわけで、食べました。

 カカオの種子(中は紫色)が、ココア、チョコレートの原料「カカオ豆」となります。
 近年、カカオの世界的需要が高まっていて、日本におけるチョコレートの生産量も同様に増加しているという。

 で、カカオの生産地域は、赤道付近のみ。つまり、大変限られた狭い地域。天災や、病害虫などの被害をうけると、栽培に携わっている人々の暮らしが立ち行かなくなる。
 あと、栽培技術も…失礼ながら非効率な生産を繰り返している様子。こんなことでは、チョコレート好きへの安定供給は、いかにも頼りないもの。
 なんとかしなければなりません。では、日本人はチョコレートの安定供給に何が出来るか?(長くなるので、明日にします)