アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

リベンジ…そのまたリベンジ・・・

2015年02月19日 | Weblog
 リベンジポルノ(Revenge Porn)…なんなんだこれ?リベンジは分かる。復讐でしょ!それとポルノがどう結びつくの?一説によると、「リベンジポルノとは、離婚した元配偶者や別れた元恋人の裸の写真・動画などをインターネット上に流出させる嫌がらせ行為」…。何じゃこれ?こんな事が、いつから許される国になったんだ日本はっ!表現の自由だあ?犯罪だってこれ!許されてはいないって?そ、そうか…。想定出来なかった犯罪だから、量刑が難しい…。そ、そうか。(谷垣禎一法務大臣~当時~は、「現行法で対応ができる」としました。弁護士間でも、現行法でリベンジポルノはわいせつ物頒布等の罪や名誉毀損罪、ストーカー規制法違反のほか、18歳未満であれば児童ポルノ禁止法などで、基本的に対処できるとしています。だけどぉ、リベンジポルノに対する新たな法律が成立すれば、リベンジポルノが処罰しやすくなるんじゃないのか?私は、法務大臣でも、弁護士でもないけどね)。

 派生問題として、「写真・動画がネット上で流出・拡散すると削除が困難となり、半永久的にネットに存在し続けるデジタルタトゥーとなりやすい」…デジタルタトゥーだぁ?デジタルの意味も、タトゥーも分かる…デジタルタトゥーとなると…分かるけど、そのような言葉が生まれる…ホント、ぼやぼやしてられませんねえ!

 リベンジ・・・と聴いて、「紀の川市」の事件を即座に連想しましたよ。
 どういうことかと申しますと、中村桜洲容疑者22歳は、被害者の小5の子に、「からかわれていた」のだと。その、「復讐」「仕返し」で、犯行に及んだ。咄嗟の反応ではなく、「積年の恨みを晴らすリベンジ」。
 大人をからかった子どもが悪い、とは言いません。殺人が悪いに決まっています。何より、子どもにからかわれる大人って、「何なんだ!?」ってこと。ただぁ…からかわなければ…。

 子どもにからかわられる大人の増殖…これ、数字に表れるまでには時間がかかりますが、増えてますよ…。ちなみに、我が家の町内会にも複数人もおられる…。一人暮らしとか、親と暮らしてはいるが還暦過ぎて単身とか…。彼ら彼女らが「リベンジ」を決行しだすと恐ろしいことになります。私は、からかわないからリベンジの対象から外されるでしょうけどね。

 ヨルダンのリベンジ…。邦人殺害に「罪を償わせる」と述べた安倍晋三首相。これも、リベンジ。憎悪の連鎖…断ち切る事って出来るのかねえ…。

 小2に、瞬間湯沸かし器の男児がおります。授業の最中にほかの男児に襲いかった。居合わせた私が10分ほど抑えて、「落ち着け、冷静に、理性を持って…」と、言ってしまいました。効き目があったかって?全く、聞く耳などなく、抑えられた無念で号泣。3階建ての学校中に響き渡る大声で泣きました。

 瞬間湯沸かし器の男児が何らかのリベンジをしたのかって?子どもの世界にリベンジは…あまりないないでしょう。いちいち恨みを記憶してリベンジしていられない。授業中の大暴れ・号泣…天真爛漫なのです。問題は、私がその男児に言った、「落ち着け、冷静に、理性を持って…」という、陳腐な言葉です。
 この言葉で、憎悪の連鎖に作用出来るとは思わない。だけど、これしかないような…。