アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

木になるキツネ

2020年08月27日 | Weblog
 強風で、我が家のトウモロコシのすべてが倒れ伏してしまいました。カミサンが、ジムを休んであたりが暗くなるまで「倒れたトウモロコシを起こす作業」を。それでも、半分までは起こせない。そして、倒れている収穫直前の実は、何者かの食料に。
 カミサンは、「キツネにたべられた説」。私は、「キツネは木登りができるからトウモロコシが食べたいなら倒れなくても食べられたはず。犯人は、アライグマかネズミだろう説」。結論として、「お向かいの奥様の証言」から、「犯人は、キツネ」と、決定。
 無農薬で、推定糖度13~14度ですから、キツネにとっても美味しくてたまらないはず。毎日3~4本食べられています。
 なぬ?「キツネは木には登らんやろ」って?それが、北海道の北見市郊外にある「北キツネ牧場」のキツネたちは、木に登るんですよ。
 「北キツネ牧場」では、林檎の木に林檎が、柿の木に柿がなるように、木にキツネがなっているのです。放し飼いのキツネが好んで登る木があり、あたかも木の実のようにキツネがなっている。(ネットで「北キツネ牧場 キツネの木登り」と検索すると、画像が見られます)私がわざわざ、北見市留辺蘂(これで、ルベシベと読む!)の北キツネ牧場へ行ったときには、木登りキツネはゼロでした。まったくぅ、遠来の客へのサービス精神ってもんがないっ。
 「キツネの木」は、写真がなければ、「バカなことを言うオヤジがいる」と、一笑に付されるところでしょう。現実は、まだまだおもしろく、「ニワトリの木」もあるのです。
 私の幼少時、我が家には「ニワトリの木」がありました。ニワトリは放し飼いでした。犬も放し飼いが主流でしたから、ニワトリたちは安全な待避場所が必要。よって、「木(7~8mほどのクルミの木)」にとまっていると安全であることを学習しました。飛び上がって木の枝にとまる。10羽ほどが、「木になっている」なかなかおもしろい光景でした。さしずめ、「ニワトリの木」。
 ニワトリは飛ばないだろうって?白鳥のようには飛べませんが、結構飛べます。目撃した範囲では、30mほどの川幅を対岸まで飛んだニワトリもおりました。
 「娼婦の木」を思い出しました。「娼婦が木になっているのか」って?その通りなんですがね。
 船が輸送の主流だった時代、世界中どこの港にも船乗り目当ての娼婦がおりました。大きな娼館がある港、個人営業の娼婦のたまり場がある港…。
 とあるアフリカの港には「娼婦の木」があったという。
 船が港に入っていくと、大きなよく枝を張った木に娼婦たちが鈴なりになっていたのだそうで。エイズが世界中に広まったはずです。あらら、風で倒れたトウモロコシの話がエイズへまで行っちゃった。