三木市のHPにのった、閉会の挨拶で、「市長への不信任議決」を議員提案されるべきというくだりがありました。最終日にあいさつを伺ったときに、疑問に思いましたので、少し印象を書かせていただきましたが、HPにまでアップなさったので、改めて疑問を文字にします。
市長の不信任議決は
議会が、長に対する不信任議決により長を失職させる権利があります。しかしそれは他の議案より用件が厳しくなっており、議員の3分の2以上が出席し、その4分の3のものの同意が必要となります。
しかし、議会では今定例会において、長に対する不信任議決云々を論じたことはありません。1月の選挙で、市民に選ばれて選出なさった市長です。その市長を、2ヶ月も経たないうちに議会で不信任にすることは、それこそ、市民の声を無視することになります。
なぜ自ら、不信任を出すべきとおっしゃるのか。議決を否決したからといって、不信任になるという考え方は、疑問です。裏を返せば、議決を否決することは不信任になる、すべて賛成せよと、いうことになるのですか。
不信任にするということは、おそらく自らが辞職するということではなく、10日以内に議会を解散する、という選択肢をお使いになりたいのでしょう。
しかし、議員定数と監査委員の承認が、解散の理由になるのかどうか。
とにかく、議会では市長の不信任を出さない限り、市長から解散はできません。
あとは、議員自らが自主解散権を行使するか、住民の直接請求によるものとなります。