たいへん面白いニュース記事です。

New York City Lawmakers Pass Bill Giving Noncitizens Right to Vote
Some 800,000 noncitizens will be allowed to cast ballots in elections ...
NBC4 Washington
NY市が非市民に選挙権を与える事になりそうと言う事です。
最初に注目したのはこの記事にメインに語られている事じゃありませんでした。それは何かと言うと、仕事でNY市に駐在している人にも選挙権と言う点でした。でも、その事で記事を検索してもその理由はほとんど出てきません。どうも選挙権付与のメインターゲットは違法入国した親の子供達のようです。つまり市民登録されていない、実質市民に選挙権のようでした。
この流れを全く知らないのでNY市の議員さんたちの間でそれを認めようとなる考え方はわかりません。そこのところ、知りたいですね、ぜひとも。2/3ほどの議員さんが賛成に回って可決だそう。驚きます。
自分としては「それはおかしい!」なんて言う気は全くありません。それもありかなと思います。自分自身、マレーシアで周囲のマレーシア人よりも何倍も多くの額を納税していますが選挙権はもちろんありませんし、逆に国民が使う施設の入場料金が観光で来ている外国人と同じでかなり高く設定されていたりして不利を被っています。そっちにも文句は言いませんが。
これが日本だったらどうでしょう?
ある町に通勤して通ってくる人がたくさんいても、住民票が無いので何の権利もありません。あのワクチン接種も職場がまとめてやってくれればそこでできますが、基本は夜寝に帰っているだけの住民票がある自治体でする事になります。昼間の起きている時間の半分をその町で過ごし、道路を使いゴミ出しし昼ご飯をそこの食堂で毎日食べていても何の権利もないのです。どうなんですかね?
それにしてもアメリカって面白い国ですよね。人間としての権利を受け取れていない人を探しだしてきて権利を与えようとする思考がある感じがします。日本では無理そうな気がします。だって自分とは異なるカレゴリやセグメントに属する人に権利を与えるなんてほとんど誰も発想しませんよ。多数決で物事を決めて多数派の意見しか通さない、多数派の権利を守るって事が民主主義のやり方だと思っている。
時々言うのですが、他人の事考えて選挙で投票できなきゃ民主主義なんて無意味ですよ。人としての権利を小さい事でも受け取れていない人がいくらかいて、放っておくって事は民主主義の原則に反してしまう。でもそれが是正できないならそれは果たして民主主義って言うものなのでしょうか?
昨日はブログを書かないで寝てしまったけれど、それは自前プロジェクトの仕上げのところをやっていたから。今日までにどうにか形になったので1週間程度かけて見直すつもり。