温泉クンの旅日記

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熱海駅、穴場メシ

2017-05-24 | 食べある記
  <熱海駅、穴場メシ>

 せっかく来たんだから、たまにのことだから・・・魔法のようなキーワードで旅先ではついつい財布の紐がゆるむ。
 旅行費用が潤沢にある旅人なら高い観光地値段の昼食でもかまわないだろうが、財布の紐をぎゅうぎゅうしめるわたしは安くて満足できる昼メシを常に追求するのである。

 さてと、今日の昼メシはなににしようか・・・。



 地下街の一番奥、美人姉妹が営む和食処「結(ゆい)」の前に置かれた立て看板の、両側に書かれたメニューを素早く検討する。七百円台中心のラインナップとは新橋あたりの良心的な店なみのリーズナブルな価格である。





 ふむ。鯵フライ定食もいいが、ミックスフライも捨てがたいと迷う。ま、いまの腹ぺこ具合からいうと肉かな。
「生姜焼き定食をください」
 店内に入り席を選び、注文をすませバッグを置くと、また店を出て前にある喫煙所に向かう。店頭で注文を決めてしまい、わずかな調理時間を拝借しての一服というわけだ。



 ここはどこかというと、2016年11月に新装なった熱海駅ビルの正面に建つ「第一ビルアタミックス名店街」の地下街だ。駅をでたら商店街方面に曲がらずに、すぐ前、目と鼻の距離だ。





 地下街も一階も、このビルの飲食店はどこもかなりリーズナブルな値段である。飲食だけでなく、両サイドにあるトイレも空いているので覚えておいて損はない。



「オレ、もうひとつ定食食べちゃおうかな・・・」



 店に戻り、運ばれてきた熱い生姜焼きをご飯にのせてうまい旨いと猛スピードで食べていたら、カウンター席の中年男性客が厨房にいる女性に言ったのを小耳にはさんで、ちょっと箸がとまってしまった。
 美人姉妹がやっている店だからアピールしたいというのもあるかもしれないが、昼に定食二つはなかなか聞いたことはない。ふつうは刺身あたりを追加してのごはん大盛りかご飯お代りだろう。



 本当にもうひとつ定食を頼んだのでさりげなく注目していると、わたしとご同業のブロガ―らしい。それもどうやらフードファイター系ではなく、釣り系のブロガ―みたいだ。

 定食二人前食べるなど、温泉旅ブロガ―のシャイなわたしにはとてもできない芸当である。
 それはともかく、MOA美術館のレストランとか蕎麦処で手を打たなくて良かった。観光地に不似合いだが、生姜焼き定食はわたしにとって満点の昼メシであった。
 前回の伊豆山の帰りには荷物が多すぎて、この店を断念して大失敗したのだがこれでめでたくリベンジできた。


  →「横浜駅、穴場メシ」の記事はこちら
  →「伊豆山温泉、あたみ桜と日の出(2)」の記事はこちら



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