財星（偏財・正財）

最近、不妊治療をされている女性からの問合せがありました。

「高年齢で不妊治療をしているが、なかなか授からない。
運勢的にはどうなんでしょうか…？」

この様な問い合わせの場合、ご夫婦の命式を看ます。
夫婦共に、命式本体の星の並びや五行のバランスを見ます。

女性の命式では、食傷（食神・傷官）は子供を表し、その子を守る財星（偏財・正財）は家庭や胎盤を表します。
そして、食神を強く尅す偏印が強く出ていない事。
また財星を強く尅す比肩（劫財・敗財）が強く出ていないことがポイントだとも言えます。
また、行運（大運・流年）に強い比肩（劫財・敗財）や偏印が出ている時期は注意の時期かも知れません。
倒食している場合や、五行の金・水に星（●）が太過する場合は冷え等に注意して下さい。

男性の命式では官星が子供を表します。
ですから、良い官星が命式に出ており、その官星を生じる財星があると嬉しいですね。
しかし、官星を尅す傷官が強かったり、反尅する比肩（劫財・敗財）が強い命式は少々気になります。
また、行運（大運・流年）に強い傷官や比劫の時期は少々嫌な時期ともいえます。

次に、命式本体の時柱も着目して下さい。
時柱は晩年や子孫（子供）運を現しますので、時柱の変通星に吉星が旺相していると跡継ぎ運は良いとも言えますが、比肩（劫財・敗財）等が出ていると、少々嫌ですね…。
また、時柱の十二運は旺相する方が良いですね（帝旺は除く）。
この辺が命式判断のポイントかも知れません（実際の鑑定は命式全体を見る必要がありますが）。

授かり難い方には、良い財星の行運をお勧めしています。
確りした財星の時期（年運・月運）と排卵日が一致すれば良いですね…。
また、天徳でも付いていれば、先祖の導きも期待できるかも知れません。

良い財星の時期は気持ちもリラックスし、夫を受け入れる準備も整います。
天地という夫（父）と妻（母）の関係が良くなるのでしょうね…
財星は自然界では大地（畑）の様なものですので、良い作物もスクスクと育ちやすくなるのでしょう…。
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