新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

平成29年の日干毎の運勢傾向。

2016年12月25日 | 毎年の運勢(日干から見た)
平成29年の日干毎の運勢傾向。
■平成29年の干支は「丁酉」です。
そこで、平成29年の日干毎の大雑把な運勢傾向を記入します(平成29年の立春から)。
※以下の内容は日干毎の流年の傾向性です。また、注意月もワンポイントで記入しましたが、詳しい判断は命式本体や大運も見ないと何とも言えません。…特に大運と流年の両方が悪い場合は注意が必要です。
(参考)日干とは、生まれた日の柱の十干(甲.乙.丙.丁.戊.己.庚.辛.壬.癸)のことです。

● 日干:甲の人…傷官 胎(正官)…理想と現実とのギャップでややナーバスになりやすい年でもある。官星との尅が強くなる場合は注意が必要かも知れない。
4・5月は比肩・敗財の月なので自我を通して争ったり怪我をしない様にしましょう。

● 日干:乙の人…食神 絶(偏官)…やっと一息心も落ち着きやすい年となります。
ただし、大運や四柱本体に偏印があり、倒食となる場合は注意が必要。
3月は偏印 建禄の月、流年との関係で倒食となり、命式によっては儘ならなくなる場合もあります。
4・5月は劫財・比肩の月。命式によっては注意が必要な場合もある。
8・9月はまあまあ安定。

● 日干:丙の人…敗財 死(正財)…目的感が無くなり、溜息等も出やすい年(特に大運も悪い場合)。
人情や欲に流されて失敗しないように注意が必要な年とも言えます。
お金も流れやすいですし、人間関係もチグハグしやすい年です。
お年寄りの場合は健康にも気を付けて下さい。高額の買い物や投資やお金の貸し借りはしないように。
6・7月は比肩・敗財の月。特に6月の月運は丙午 比肩 帝旺(羊刃)となり、魔がさしやすい月とも言えます。自我心や欲を抑えて正しい思考と行いを意識して下さい。特に大運も悪い場合は要注意の月と言えます。

● 日干:丁の人…比肩 長生(偏財)…丁の人の昨年(平成28年)は劫財 沐浴と、何かと勢いで失敗したり散財した方も多かった様に思います。昨年ほどではありませんが、今年1年間も自我や欲望を抑えて節度ある生活を心掛けて下さい。新しい出発という暗示もありますが、結果は直ぐには出ない場合もあります。
5月は年配の方は念の為健康診断を受けて下さい。
6・7月は旺相した劫財・比肩の月ですので、我欲や無理は通さない様に自重して下さい。この2か月間はおとなしくして調和のとれた生活を意識して下さい。高額な買い物や投資等はされないように。海外への渡航は悪くないです。

● 日干:戊の人…印綬 死(傷官)…昨年同様、勉強や研究等には良い年だが、外で出て行こうとする気持ちは弱い。また、人によっては母親の事で気になる事が生じる場合もあります。特に印星太過の方は考え過ぎてネガティブにならないようにして下さい。若い方の場合、恋愛等は燃え上がり難い傾向があるともいえます。
4・5月は旺相した官星が出る月ですので、社会運(仕事運)はアップしやすい月ともいえます。
6・7月は偏印・印綬の月。印星太過で考え過ぎる方は、ポジティブな思考を心掛けて下さい。
8・9月は比肩・敗財の月。人とのコミュニケーションを上手に図りましょう。

● 日干:己の人…偏印 長生(食神)…年配の方は健康診断をきちんと受けて下さい。特に五行に財星が無く、食神を壊して倒食となる命式の場合は無理をしないで下さい。戊の方と同じ様に、勉強や研究には良い年ですが、外的な行動力は減退します。自分自身を内観するには良い年だと思います。
6・7月は印星が固まりやすい月となります。受験生の場合は勉強がはかどるかも知れませんね。
8・9月は劫財・比肩の月。特に8月は劫財に荒れる十二運の沐浴が付きますので、魔が刺さぬ様に欲を抑えて正しい生活を心掛けて下さい。(大運が悪くなければ大丈夫だと思いますが…?)
11月は食神の月。流年との関係で倒食になる場合もあるので、その様な方は無理はしないようにして下さい。

● 日干:庚の人…正官 帝旺(羊刃)…社会運は旺盛だが背伸びをしたり行き過ぎには注意が必要。特に四柱本体や大運等に強い傷官を持つ方。また、十二支の巳・丑が共にある方は、金局して金(比肩)が強くなりますので、注意も必要です。
3月は傷官の月。傷官と正官とのバランスが悪い場合はガタガタする場合もあり。
6月は偏官 沐浴の月。官星が固まる命式の場合は、職場の異動やプレッシャーを感ずる場合もある。
10・11月は比肩・敗財の月。自己を主張しやすい時期なので根回しを大切に。

● 日干:辛の人…偏官 建禄(比肩)…行動力や意欲が湧いてくる年だが傷官とのバランスが大切。現状を変革したくなる年で、サラリーマン等は異動も多い。未婚女性は夫を得る暗示もあるが、夫婦関係でくすぶる女性は、不満が表に出やすい時期ともいえます。庚の人と同じ様に、四柱本体や大運等に巳と丑が共にある方は、少々注意が必要。また、官星太過で、偏官を抑える印綬や食神が弱い場合はカッときたり、自分を批判するものが表れる場合もある。
6・7月は官星が多くなりやすい月。命式如何ではカッときたり、忙しく走り回る場合もある。
10・11月は劫財・比肩の月。自己の思いを通したくなりやすいので、謙虚に生きるのがポイント。
12月は傷官の月、ややナーバスになりやすい月かも?

● 日干:壬の人…正財 沐浴(印綬)…吉星の正財も、沐浴が付くと良さが半減します。四柱如何によっては、男性は妻の事で荒れやすい場合もありますし、不動産や物の購入の場合は十分に注意をして下さい。
2・3月は比肩・敗財の月。此の2か月間は正財の意味する象意の良さが出難い月ともいえます。
12月と翌年の1月は比肩・敗財の月。特に12月の月運は比肩 帝旺(羊刃)の月。不動産や高額の物の購入は控えて下さい。

● 日干:癸の人…偏財 病(偏印)…社交性が広がり何かと楽しめる年。営業活動にも良い年で、男性の場合は女性に興味を持ちやすい年ともいえます。受験生の場合は、スケジュールを立てて勉強をしましょう。また、長男・長女の場合は、父親の事に注意をしておいて下さい。
2・3月は劫財・比肩の月。特に2月は劫財 沐浴なので賭け事や投資は慎重にして下さい。
5月は食神の月。男性の場合は女性に意識を持ちやすい月なので、良い出会いもあるかもしれません。
12月と翌年の1月は劫財・比肩の月。2月と同様に、賭け事や投資等は慎重に行って下さい。

※ 以上、平成29年の日干毎の大雑把な運勢傾向を記入してみました。
しかし、この内容はあくまでもその年(流年)の傾向性であり、四柱本体や大運によっては吉凶や判断の仕方が異なる場合も多々ありますので、参考程度に捉えて下さい。

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9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
天戦地沖について (aki)
2017-03-11 11:00:15
今年の年干支の丁酉と私の日干支が天戦地沖しているようなのですがそれ自体に何か意味があるのでしょうか。
返信する
Unknown (aki様へ)
2017-03-11 12:38:32
正式には命式全体を見ないと何とも言えませんが、天戦地冲の年は注意は必要です。
aki様の日柱が辛卯なら、流年から尅される可能性もあります。
返信する
流年と大運 (ひまわり)
2017-03-13 09:08:29
今年の流年は丁酉で、自分の大運が丁卯だと、
注意したほうがよいですか?
その場合、何に気をつけたらよいのでしょうか?
返信する
Unknown (ひまわり様へ)
2017-03-13 18:32:41
命式全体を見ないと何とも言えませんが、大運から流年を見ると比肩ですね。
返信する
ありがとうございます。 (ひまわり)
2017-03-14 09:35:55
>大運から流年を見ると比肩ですね。

自分の日干が丙で、大運も流年も「敗財」なので、気になります。

ちなみに、5月に婦人科の手術をすることになりました。
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Unknown (ひまわり様へ)
2017-03-14 13:39:57
敗財がダブルで出ますか…?
確かに健康等には注意ですね…。
命式等に巳・丑があれば三局して手術とい場合も多いですね…。
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Unknown (ひまわり)
2017-03-15 08:44:24
すみません、大運は「偏印 胎 偏官」でした。
命式等に巳・丑は無いですが、この記事の「日干:丙の人」の所に「お年寄りの場合は健康にも気を付けて下さい。」と書いてあり、50代でも健康に注意する年なのかもしれません。
女性の50代は一般的に更年期で体調を崩しやすいですが、手術というのは思ってもみませんでした。

命式は年支から辰・申・午・戌があります。
今年の干支「酉」は「辰」と支合して金性になりますか?

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Unknown (Unknown)
2017-03-15 09:54:59
大運:偏印、流年:敗財の50代でしたら、病気という暗示もありますね。確かに辰酉支合して金にはなります。また5月は巳月で、少し金が多くなります。
金にはメスという意味もありますが、命式全体を見ないと何ともいえません。
返信する
Unknown (ひまわり)
2017-03-16 09:12:42
なるほど、勉強になります。
ありがとうございました。
四柱推命や五行の働きを知ると、人生で起こる様々な事に納得できて不安が多少、少なくなりますね。
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