新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

戦い・葛藤の中で切磋琢磨する星。

2016年03月15日 | 今日の出来事

上図はある人材教育(能力開発)会社の社長の命式です。
彼の命式は…日干:己の比肩を中心とする偏官との並びの命式です(生時不明)。
また、五行(木火土金水)を見ると五行の官星(木)と比肩星(土)だけに星(●)が固まっているのが特徴的です。
偏官も比肩もとても男性的な星なので、あっさりしたバイタリティ―溢れる男っぽい性格の人が多い様です。

月上の天干星に分離を表す比肩が出ているので、大運の一巡目が比肩となり、小さい頃は比肩・劫財と寂しい時期が続きます。
案の定、彼の場合も数え歳3歳の時に両親が離婚し、継母が厳しく接する中、歯を食いしばりながらの生活だったと言っていました。小学校を4回程転校し高校中退、様々な苦労の中上京し、産みの母との涙の面会だったそうです。
その後、様々な苦労をしながらセールスで活路を開き、現在は人材教育の世界で成功しています。

印星が無く、偏官と比肩という現実的な星を持つ彼の教育は、頭の中だけで考えた教育ではなく、現実世界の中で戦って勝ち取った真理であり、実践の中で磨かれた真理とエキスであることがわかります。
故に、彼のセミナーでのスピーチには無駄な言葉が無く、その言葉は実に洗練された日本刀の様な芸術品でもありました。

この様に、比肩と偏官との並ぶ命式は、現実世界の中で切磋琢磨されなが磨かれていく命式とも言えます。
また、四柱組織が良ければカリスマ性のあるリーダー、悪ければトラブルメーカーになる場合もあります。

幼い頃の寂しさと苦労の絶頂、「陰極まれば陽となす」の如く、成功哲学を通して神との出会いも有ったのでしょう。
曖昧さを嫌い、行動力と責任感と努力で道を開く非凡な命式ともいえます。
クリックしてね
新栄堂のホームページヘ

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 行運の倒食 | トップ | 同じ親から生れても・・・。 »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2016-03-16 12:59:27
当方の流派では空亡はあまり用いておりません。
返信する
Unknown (Unknown)
2016-03-16 12:43:48
いつも楽しみにしています。
教えていただきたいのですが
年柱に空亡とでるのですが
どう考えるものなのでしょうか。
正官 長生 印綬 です。
すいませんがよろしくお願いします。
返信する
Unknown (えんどうまめ様へ)
2016-03-15 23:14:18
似ていると思いますが、少々ガメツサガ出ると思います。
返信する
Unknown (えんどうまめ)
2016-03-15 10:28:18
正官と劫財の並び でも似たような感じになりますか?
返信する

コメントを投稿

今日の出来事」カテゴリの最新記事