新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

人には様々なタイプがある。

2024年02月09日 | 四柱・その他
人間の人体は様々なパーツで出来ています。
そして、そのパーツが互いに助け合いながら一つの人体を構成し、快適な生活をしています。
足には足の役目があり、手には手の役目があります。
また、口には口の役目があり、目には目の役目があります。
そして、それらのパーツは身体全体を活かす為に動(働く)いています。
個は全体の為に存在し、その中で個も守られていくのですね…。
個と全体の調和…それが宇宙の法則なのだと思います。

それに反して、個だけを主張するのが癌細胞みたいなものです。
がん細胞とは、遺伝子に異常が起こり、個のみを主張し、限りなく増え続け(増殖)る細胞です。
全体の調和や目的よりも個のみの欲望を満たそうとするのですね…
私たちの周りを見てみますと、その様な個人や国家も存在しているのが分かります。

東洋の哲人、安岡正篤 先生はこの様に言っています。
「自分」というものは良い言葉である。
ある物が独自に存在すると同時に、また全体の部分として存在する、自分の自の方は独自に存在する、自分の分の方は全体の部分である。
この円満無碍(むげ)なる一致を表現して「自分」という。
われわれは自分を知り、自分を尽くせば良いのである。
しかるにそれを知らずして自分、自分といいながら、実は自己自私を恣(ほし)いままにしている。
そこにあらゆる矛盾や罪悪が生ずる。
と いう事なのですね…

また、安岡先生は、人間学講和「知命と立命」の中で…
自分が、どの様な素質能力を天から与えられているか、それを称して「命」という。
それを知るのが命を知る「知命」である。
知って、それを完全に発揮してゆく、すなわち自分を尽くすのが「立命」である。
と言っています。

金運が有る方は、作ったお金を何の為に活かすのか…
権力運の有る方は、得た権力を何の為に使うか…
頭の良い方は、その頭脳の優秀さを何の為に使うのか…
行動力の有る方は、その能力を何の為に使うのか…
より、公の為に使えれば良いのですが…

人の生き死には神の領域です。
気が付いたら、この様な個性を持って、この時代に生まれました。
自分で選んで生まれてきたわけではありません。
そこには、目に見えない大きな宇宙意思が働いていると思います。
自分の生まれてきた役目(天命)を知るということがまず大切なことだと思います。
そして、それをより大きな目的の為に活かす(立命)。
その様な人生を歩むことが一番の幸福なのだと思います。

四柱八字という命式表には、天から与えられた役目(天命)がハッキリと書いてあります。
それを知って、それを活かすことができれば、あなたの人生は有意義な人生となるでしょう…。
人生100年…志しを持って有意義に生きたいものです。

実は、自分の命式に合ったことをしている時はとても楽しいものです。
好きな仕事をしている時は、あっと言う間に時間が過ぎてしまいます。
これからの時代はAIやロボットが仕事をする時代になるでしょう…
人間は、より人間らしい、天から与えられた個性を発揮して生活する様になるでしょう…
趣味やスポーツや芸術、そして人間のみが持っている創造性を発揮する時代になると思います。
物質から心中心の時代に大きく変化していると思います。

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コメント
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