新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

妊娠・出産、子供・家庭運について(1)。

2011年12月28日 | 妊娠・出産、子供・家庭運について。
投稿した内容で比較的コメントが多かったのが、受胎と出産でした。
そこで、今回は妊娠・出産、子供や家庭についての運を書きたいと思います。

■女命(女性の命式)では子供を表す星は食傷(特に食神)星です。
そして、その食傷を守る星が財星(正財・偏財)です。
子供を守るのが家庭ですので、財星は家庭の星でもあります。
女性は家庭を守り、男性は社会で仕事をするのが一般的な考えです。
その様な考えからすると、女命の場合は、月柱の天干星に財星(特に正財)が出ている方が家庭的な運があるといえます。
偏官などが月柱の天干星に出ていると、どうしても仕事に意識がいきやすい運となります。
天干星に良い食傷と財星が並び、それを壊す星が無ければ比較的子供や家庭運の強い命式といえるでしょう。
また、比肩星や印星に星が固まると、比肩星は家庭を表す財星を壊しますし、偏印には食神を剋す作用がありますので、
家庭や子供運の運気は弱くなる傾向があります。
女命の場合は、良い食傷と財星が並び、それを強く剋す星が出ずに、五行が安定していることが良い子供・家庭運のポイントだと思います。

■男命の場合は、官星(正官・偏官)が子孫運を表します。
財星が官星をしっかりと支え、五行にバランスよく星が入っている命式には、良い子孫運の持ち主が多い様です。
強い傷官が有ったり、傷官が太過する場合は、傷官が官星を剋するので、子孫運は弱くなる傾向があります(特に天干星の剋)。

■妊娠・出産に適する時期は、主に女性の運気が良い時期を選びたいものです。
勿論、妻を守るのは夫ですので、夫の運気が良いほうがベストです。しかし、直接的には女性を中心に判断します。
上記にも書きましたが、女命の場合は食傷(特に食神)が子供を表します。そして、その食傷を守るのが財星です。
ですから、行運で良い食傷や良い財星が来る時期が妊娠や出産に良い時期といえます。
しかし、命式本体や大運に強い偏印があり、その偏印を抑える財星が弱い場合(天徳星も無い場合)には倒食となりますので、注意の時期です。
この場合は、偏印を抑える財星の時の妊娠や出産が良いといえます。
食傷太過で過傷官になっている女性はとても神経質な面が多いです。
この様な命式の女性は、食傷が巡る時期はよりナーバスになりやすいものです(特に初産の場合は)。
過傷官の場合は、行運に財星が巡る時期が精神的にも安定しやすい時期といえます。

■四柱の柱でいえば、時柱は子孫運を表します。
時柱の天干星に良い変通星や良い十二運が出ていれば、子孫運やご自分の老後は安定してきます(晩年運が良いとみます)。
時柱も良くて、大運も悪くなければ、子孫に恵まれた晩年になれる傾向は強くなります。
逆に、時柱に寂しい(良くない)星が出ている場合は、注意(準備)が必要です。

※ この内容は部分的な内容です。実際の鑑定は命式全体や行運を全て見て判断する必要があります(傾向性です)。

新栄堂


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コメント (133)
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