新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

命式の見方

2010年08月20日 | 四柱・その他
最近、命式表の見方について、何軒か電話での問い合わせがありました。
そこで、今回は命式表の見方について書きたいと思います。
四柱推命には、いくつかの流派があります。
それぞれの流派により、命式の出し方が少し違う場合もあります。
当流派と他流派との大きな違いは大きくは4つあります。
① 他の流派では月支を中心星として命式を見る場合が多いですが、当方では月支から導く変通星よりも、月柱の天干から導く変通星(天干星)を中心の星として命式を見ます。
② 他の流派では、地支(十二支)から蔵干を取りますが、当方では蔵干は取りません。
③ 他流派では、大運を10年周期で出しますが、当方は各年周期(3年~10年)で出します。
④ 当方では、劫財と敗財を分けて出します。

まず、命式の日干を見ます。日干は自分自身を表します。
次に、月柱の天干星(変通星)を中心に、年柱の天干星との並びを見ます。
そして、月柱と年柱の並びに対して、時柱がどの様な働き(並び)をしているかを見ます。
この時、命式の天干星(変通星)は看板(表面に現れる事柄)を表し、地支による変通星(下の変通星)は、表に出ない内容を表します。
そして、四柱全体に対して、良い大運が来ているかどうかを見ます。
また、大きな流れのサイクルである大運の中で、今年(流年)にどの様な星が来ているかを見ます。
学校の教室で例えるなら、日柱は自分です。そして月柱はクラス委員です。また年柱は副委員で、時柱はクラスの中の他の有力者です。そして五行はそのクラス全体です。
クラスの特徴は、クラス委員を中心に副委員や、クラスの中の影響力のある人(時柱)と、クラス全体(五行)で決まります(構成されます)。
クラス委員の人柄で、クラスの雰囲気も変わります。
最終的には、月柱を中心に四柱全体の並びと、大運・流年の関係と、五行全体を見て判断致します。

新栄堂


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コメント (13)
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