新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

流年から見た愛情運

2009年06月11日 | 流年の解説
■比肩星・劫財星・敗財星の流年
 比肩の時期は自分の思いが強くなり、自我が強くなると当然人間関係でも摩擦が生じるので、愛情は冷えた愛情になります。また、独りよがりの場合もありますし、別れと出会いが一緒の場合もあります。
五行に比肩が少ない場合は自分を押し出す事が出来、新しい第一歩となりますが、大運・流年を加えて四個以上になりますと、自我が強くなり過ぎ分離の力がより強くなります。…一番注意が必要な時です。その結果、恋愛、また 夫婦の関係は冷めやすい時期となります。
この時期を上手に乗り越えたいと思うならば、お互いの気持ちを尊重し、意見の対立を避けることが大切です。愛情問題、結婚にはあまり良い時期ではありません。
また、敗財の時期は、目標を失い流されてしまい、心の隙間に魔が刺しやすい時期です。日頃鑑定していますと、敗財の時期に情に流されて不倫する場合も多い様です。

■傷官の流年
 傷官は敏感な思春期の様な星です。ですから、女性の場合は特に精神的な不安感などから熱い恋愛関係は期待できません。理想と現実とのギャップでイライラしやすい時期ともいえます。
女性の傷官は男性(官星)を尅するため、常に優しさを持って交際するように心掛けなければ、トラブルの原因を作りやすくなります。
男性の場合も、神経質になり女性の欠点などが気になり、気持ちの上での愛情が高まらず、友達としての交際が続きやすいでしょう。

■食神の流年
 比肩星から傷官星までは分離やイライラと、愛情面では不安定な時期でした。
しかし、食神星からほっと一息できる安定した時期になり、食事も美味しく感じられる様になります。
そして、この時期から愛情問題も強まり、恋愛・結婚など、春の季節の様にウキウキする様な時期となります(食神が大過し過ぎると、傷官星と同じ状態になります)。
また、既婚女性の場合は、食神星は子供を意味しますので、妊娠される方も多くなります。
独身者の方は、恋愛のそよ風が吹きやすい恋心が出やすい時期といえます。
男性もフェロモンが出て遊び心が強まりますので、既婚者の方は不倫問題等で家庭を壊さない様にして下さい。

■正財星・偏財星の流年
 男性の場合は、財は女性や家庭を表しますので、財星が五行に大過しない限り、結婚に一番良い時期となります。女性の場合も家庭を持ちたくなります。
そして、男女共に愛情も強まり、自分自身も真剣に結婚を考える様になります。
結婚が遅れている人は積極的な行動を起こして、チャンスを掴まえて下さい。
運命的にも全てが安定しやすい時期ですから、迷いや決断を乗り越えて積極的に物事を運ぶ事を心掛けて下さい。

■正官星の流年
 女性の場合は、正官は夫を表しますし、男女とも 財星から官星が終わるまでが、結婚に一番良い時期です。
官星は決断と行動の時期ですので、行動にも移しやすい時期といえます。
チャンスを逃さないようにして下さい。
男性は仕事が忙しくなる時期ですし、職場での責任が増したり、異動等も生じやすい変化の年でもあります。
結婚式の準備等は細かい計画のもとに進めると良いかも知れません。

■偏官星の流年
 正官星の時期とは異なり、偏官星はプライドが高くなり、ちょっとしたことからトラブル発生しやすい年と言えます。ですから、常に謙虚と冷静な判断とを心掛け、相手の気持ちを理解して進めることが大切です。
お互いにささいなことから意見の対立を起こす事も多く、時には両家の誤解から問題が発生する場合もあります。
しかし、第三者の仲立ちによって上手く収まる場合も多い様です。

■印綬星・偏印星の流年
 特に多印星の場合は、先々の不安が強まり、五行に官星が無い方は、結論を出して行動する事ができずに迷いの多い時期となり、物事が進まない傾向が出てきます。
中には、「この人と本当に結婚しても良いのか?」と、心の迷いが生ずる人も居ます。
故に、この時期は男性の強いリードが必要となるでしょう。
決して結婚するのには悪い年では有りませんが、新しい恋人を作り、恋愛関係に入る事は難しいものです…この時期の恋は燃え上がり難い傾向があります。
紹介や見合い等には良い時期です。
新栄堂
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コメント (11)
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