ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

詩集「날개가 돋친듯」(羽がはえたように)からご紹介「僕のハンメだぞ」144ページ

2021-09-06 18:15:00 | 詩・コラム
15年ぶりに3冊目の詩集を刊行致しました。55編のハングルでの詩、20編の日本語の詩も初めて掲載しました。
記念詩が二作
「故郷 済州島を訪ねて」ハングル版
「生まれ故郷ー碇ヶ関を訪ねて」日本語版
鎮魂歌「15年の時が流れて」
初日、家族が祝ってくれました^_^
分会からお祝いのお花が届き、友人たちから沢山のお手紙やプレゼントをいただきました。少しずつプログに掲載していきますね。


詩集の中から1編ご紹介
P144

  「僕のハンメだぞ」
                        

ひよこ組のガラス戸越しに
ヒジョンとタッチしたりチューしてたら
ゆう君がとことこやってきた

ニコニコゆう君
バンバン戸をたたき
わたしにタッチした

それを見ていたヒジョンが
ゆう君の手をはらいのけた
めげないゆう君 またタッチ

ついにヒジョンが
ゆう君をつきとばしてしまった
《僕のハンメだぞ!》

こかされ エンエン泣き出したゆう君
ごめんね ゆう君 大丈夫?
謝りながら苦笑いしてしまった

1才の反撃にびっくり!
《さわるな 僕のハンメだぞ!》
眼が得意げに言っていた

       (2011.2.24)

*ヒジョンは1歳、まだしゃべれません
コメント
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