ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

9月28日、442回目の「火曜日行動」です。

2021-09-28 15:12:22 | 火曜日
はっきりしない天気ですが、442回目の「火曜日行動」はじまりました。



今日のレポーターはハルモニ会の井上さんと横道さんです。



写真撮影は松尾さんです。今日も心一つに発信してまいります^_^



長崎さんの第一声始まりました。

☆長崎さん

府庁でお勤めのみなさま、ご通行中のみなさま こんにちは。
今日は442回目の火曜行動の日です。
「大人が差別しない」「大人が子ども達の希望や夢を奪わない」
このことを訴えてここに参加しています。

先日第四朝鮮初級学校の運動会に参加してきました。
子ども達は本当に生き生きとしていました。ああ、朝鮮学校が本当に必要なのだと実感しました。

この火曜日行動にはいろんな方々が参加しています。火曜日バンドのみなさんは朝鮮の歌や日本で歌い継がれてきた歌の楽しい演奏しています。
この火曜日行動は「大人が差別しない」「大人が子どもの未来を奪わない」そんな一点で、いろんな立場を超え、宗教を超えてここでは繋がっています。

いつもいろんな方にマイクを持ってもらって、朝鮮学校との出会いや、色々な思いをお話していただいています。それではマイクを回したいと思います。



大野さんがマイクを持たれました。

☆大野さん

アニョンハシムニカ
日朝市民連帯の大野です。

朝鮮学校を差別する行政のやり方、国のやり方を断じて許すわけにはいかない。
在日朝鮮人を差別する、朝鮮学校を差別する社会は、日本社会の腐敗に繋がります。
ひいては戦争に繋がる。そのことを実感しております。

在日の方は大阪には15万人おられます。しかし在日であることを周囲になかなか言えないという環境がつくられています。
大阪府庁で働いておられるみなさんの中にもそういう人がおられると思います。
外国人を差別し排除して、日本の中で堂々と生きていけない。これは看過できない。

私は子ども頃、朝鮮人のオモニにたいへん可愛がってもらいました。自分の子どものように、間違ったことをした時は叱られる。本当に暖かいオモニでした。
その子どもの頃の体験が、今の私の考え方や生き方に大きな影響を与えていると思います。

全ての人がそうではないが、朝鮮人と聞くと近寄らない日本人が多い。
維新のみなさんはそんな態度をとらないようにしてほしい。
すぐに総裁選がありますが、どの人をとっても朝鮮への差別心が表に出ているとしか思えない。

身近に住む大阪の在日朝鮮人に対する差別を、先ず無くしてもらいたい。
これは将来の大阪をどのようにするかに大きく関係があると思います。
戦時中の大きな被害を忘れることなく、平和な日本、平和な大阪をつくっていただきたいと思います。それには、あらゆる差別を払拭していくことが、最大の近道だと思います。



イケメン三人衆健在です。



小川さんがマイクを持たれました。

☆宝塚市民の会 小川さん

「朝鮮学校を支える宝塚市民の会」の小川です。
ここに参加されていた田中ひろみさんと一緒に活動していました。わたし達は慰安婦問題の活動もしていますが、その行動中にひろみさんが倒れられ亡くなられました。
その時、一緒にいましたので後悔や苦しい思いがあります。
ここに参加させてもらって皆さんに迎えもらって、ここは田中さんにとって暖かい場所だったのだなと思いました。その思いを大事にしたいと思います。

許玉汝さんが詩集を出されて、日本語の「ふるさと」などを読ませてもらって、いろいろ苦しいことを経験されながら、朝鮮学校を守りたい思いがひしひしと伝わってきました。
私もがんばっていきたいと思いました。

今年も神戸朝鮮高級学校のコンサートがあります。チラシが出来たら持って来ますのでよろしくお願いします。
ありがとうございました。




京都から来られた高橋さんもマイクを持たれました。

☆高橋さん

アニョンハシムニカ 京都から来ました。

ここに来る度に思うのですが、大阪城が見えますね。
僕ら日本人は中学・高校で「秀吉の朝鮮出兵」を習いますが、何か他人事として昔話みたいにしか聞いてなかった訳です。その時の傷あとが今も残っていることは学校では教えません。本来、歴史を学ぶということは、過去のことをちゃんと捉え、今度こそお互いに大事にするよう、教訓にすることだと思います。

「秀吉の朝鮮出兵」を教えるのであれば、今尚、耳がそのままになっていることも教えるべきだと思います。
9月が来れば、関東大震災の時にしたことをさらけ出して、もう二度としません。尹東柱のことも誤りを認め、立派な青年を死に追いやりました。そういうことを毎年反省して言い続ける。これが歴史だと思っています。

異国の地で言葉や文化を守り伝えていく、戦後の弾圧の中で学校をつくってこられた人々がおられる。そして今も弾圧が繰り返えされている。そういうことを白日の下にさらして、敬意を表し教えていく、それが歴史を学ぶことだと思います。

仮に相手の方々が「もういいよ、もういいよ」と言って下さったとしても、した方が忘れてはいけないのです。言い続けるべきです。
子どもたちに歴史を教える立場の人は、本当に歴史を学ぶとはどういうことかを、もう一度考えていただきたい。

そう考えると、朝鮮学校の補助金を打ち切るというのは論外です。
今まで弾圧してきたことは、もう償いきれないけれども、死に追いやった人には、もう生き返ってもらうことは出来ないけれども、遅くなったけれども、このお金で存分に言葉や文化を学んでください・・・というのが筋ではないでしょうか。

そういう活動を始めてほしい。始めようではありませんか。



竹内さんのユニフォームは金魚です^_^



城東区から来られた菅沼さんもマイクを持たれました。

☆菅沼さん

こんにちは。
私は先週9月23日に友人と尹東柱さんの石碑を巡りました。
途中参加だったので宇治には行けず、京都芸大と同志社大学今出川キャンパスを巡りました。
尹東柱さんの石碑に詩が書いてあったのですが、確か「自分の道を行くんだ」という決意が書いてありました。この言葉に私は励まされました。私は合掌して地面に額をつけました。
すごくいい詩を書く人だなと思いました。

彼は戦時中に逮捕され、福岡の刑務所に送られ、訳の分からない注射をされています。
よくわからないのですが、特攻隊員が出撃の前に打つ、ヒロポンという麻薬だったのではないかと知人の方が仰ってました。

こんな稀有な詩人を殺してしまうなんて、日本も恐ろしいことをしたなと思いました。
これ以上こういう犠牲とか虐殺とか差別とかは繰り返したら駄目だと思います。
だから、朝鮮学校への支援を国と行政は怠らないでほしいのです。

今回行けなかった宇治の石碑へは、また自主的に行こうと思います。
ありがとうございました。



金さんも久々にマイクを持たれました。

☆金さん

みなさん お疲れ様です。久しぶりにマイクを持つことになりました。

孫の運動会に初めて行ってきました。私が3世でして孫は5世になりますね。
3才児なんですが、運動会で一生懸命がんばっているのを見て感動してきました。

大阪府・市の補助金がカットされて久しいですが、そもそもこの補助金がなんで支給されていたかを振り返りたいと思います。

府議会の先生方、特に生野区選出の朝倉かおる先生、自民党の先生ですが、を中心に「日朝友好議員連盟」がありました。
先生方の中の認識をもってしても、在日コリアンの地域住民の人々が長い歴史の中で、民族教育を一生懸命にしてきた。その民族教育に対し、補助金を一般私学の半分は地方行政が責任を持つべきではないか。という考えの中で補助金が支給されてきました。

当時一般の認識としまして、在日コリアンがなぜ日本に住むことを余儀なくされたのか。
こういったことが一般常識としてあったのですが、今はどうか。
過去の歴史が消されていく。或いは歪曲されていく。その歴史さえ若い世代に教えない。
こういった負の連鎖が続いている、こういう風に思っています。

今、大阪府議会を構成されている若い議員の先生方は、なぜ在日コリアンが日本にいるのか、この認識をお持ちでしょうか。
わたし達在日コリアンが税金を納め、共にこの社会を築いていく仲間であるにもかかわらず、こども達を差別している。このような状況をどのようにお考えなのでしょうか?

同じ地域を構成している、地域発展に努力している私達在日コリアン、色んな方々がこの地域を支えている訳です。特別永住権や永住権を持っている方々、短期就労の方々、この地域におられる皆が仲間だと思います。
そういった人達に行政は差別をしていいものなのでしょうか。

5世に及ぶこの差別の歴史が、一日も早く収拾するように判断を求めていきたいと思います。
皆さん 共に頑張りましょう!



☆オモニのみなさん

エミさんから

オモニたちはコロナ禍で皆が参加出来ないのですが、心はここに立つみなさんと共にあります。今日も一生懸命歌いたいと思います。

♬ 歌「声よ集まれ 歌となれ」

シュプレヒコール  

朝鮮学校の子ども達の学ぶ権利を保障せよ!

朝鮮学校に高校無償化を適用せよ!

朝鮮学校に補助金を復活せよ!

行政が差別するな!

幼稚班に無償化を適用せよ!



大村さんのアピールと最後の歌は「勝利のその日まで」‼️

☆大村さん

みなさん こんにちは。

私も先日の日曜日に城北朝鮮初級学校の運動会に行ってきました。

学校は一人も感染者を出さないように、本当に努力して取り組んでこられました。この日は全員参加で運動会をむかえられました。
観客の人数も制限されていましたが、子ども達は一生懸命、競技に演技に楽しく元気に取り組んでいました。
進行は全部ウリマルです。司会の上級生もウリマル、みんなの掛け声もウリマルです。

先ほど尹東柱のことが出ましたが、尹東柱は朝鮮語で詩を書いた。そのことが罪になった。

そういう奪われた民族の言葉をとり戻す。
朝鮮学校は朝鮮語を大切にしながら、子ども達を育んでいく。そのことは自分自身の自尊感情をきっちりと育てる、そういうことだと思います。
差別のあるこの日本社会の中で、朝鮮学校で学ぶことは、朝鮮人であることを誇らしく思い、自尊感情をもって育っていく、そういう場であることを、運動会を見て私は感じました。

そして日本人として、この日本社会を作る在日の子ども達と共に、朝鮮学校を守らなければならないと思っています。

そういう思いをこめて歌いたいと思います。

合唱「勝利のその日まで」!!



駐輪場での申し送りです。



横道さんが自宅の畑からとれたてのゴーヤをたくさん持ってきてくださいました。



くっすんオモニが今日も愛のキャンディを運んでくれました。来週も頑張ります^_^

コメント
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